新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 松波

2022/10/28(Fri)

…ではのと鉄道廃線区間乱立エリア駅ノートの報告を進めて
参りますクラ駅長です。続いては松波です。

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同駅跡の周辺は小規模ながら学校商業施設が集まった地方都市
の感じになっており、現役時代交換設備を有する急行停車駅でも
あったようです。

隣の恋路駅の方がネームバリューがあるものの、同駅は夏場だけ
臨時(しかも無人)駅なので「恋路駅の入場券」松波で売られてた
事もよく知られていますね。

駅の裏山松波城と言う中世の山城になっており、一応は
公園として整備されてるらしく最寄りのバス停「松波城址公園口」
と言う名前でした。恐らく「松波駅前」だったのでしょう。

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駅前広場から一段高い場所駅跡がありますが、資料で見る限り
駅舎現役当時の物とはデザインが変わっており、廃線後に別の
用途に使うべくリフォームされたようです。

…しかし数年前から何度か来てるものの、私は駅舎が開いてる状況
見た事がナイのですよ。駅舎前雑草に覆われていました。

その駅舎の建物脇から線路跡へ入る事が出来ますが、こちらも雑草
だらけホームへの到達は困難なように見えます。…駅舎とは独立
した構造の島式ホームだったようですが。

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元の駅舎には「奥能登トリビア 松波城址資料館」と言う看板が
付いています。…閉まった入口から中を確認するに、その名の通り
松波城に関する資料などが展示されてるようです。

内部もキレイにリフォームされてるので、駅前の草刈りさえすれば
すぐに再開出来そうな勢いです。コロナ禍前から閉まってるので
単に人手不足とかそんな理由なのでしょう。

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駅舎入れずホームへの到達も困難と言う事か、駅ノートは駅前
バス停待合室内に置かれています。

路線バス北鉄系のが1時間に1往復程度の感じで来るのと、地元
コミュニティーバスも発着するようですが、路線図を見るに何れも
範囲がそれほど広くナイと言うか、概ね宇出津~珠洲ぐらいの区間
が多いように思われました。

車を持たない地元のお年寄り行動範囲その程度なのでしょう。

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ココは「駅前ノート」と言う事になりますが、じょにーさん青クマさん
シールが1点ありました。…そして何故か「鬼平犯科帳」コミック本
が一緒に置いてあります。

「鬼平」こと長谷川平蔵江戸中期実在した人物ですが、宣雄
宣以宣義と言う親子3代の人物の総称であり、時代劇に登場する
ヒーローのモデルになったのは2代目の宣以だとされています。

長谷川平蔵が務めた火付盗賊改方と言う役職は一般的な町奉行
とは異なり、特に凶悪な犯罪に対応する公安警察のような物で、
武芸の達者な家柄の者が選ばれたようです。

…てか松波城何の関係もナイんですが「折角だから」と言う事で
絵の中に入れてみました。いつも火事装束みたいな重装備なので、
コレが史実に沿った物なら夏場はさぞ暑かった事でしょう。

絵の背景簡単だったから2時間弱で仕上がりました。…コレまた
「折角なので」松波城址を少し見て、次の目的地へ向かいます。

→次回に続く



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No.1307 駅ノートの記録