新・駅長日誌Ⅱ

では続けて関西本線の加太（かぶと）の駅ノートの５巡目に関する
「おまけネタ」を紹介して、今回の記事の最後とする事に致します
クラ駅長です。



先述のように同駅の駅務室は昨年の春頃から「加太サロン」と言う
交流スペースとしてリフォームされており、地域の方がボランティア
で運営しています。

蒸気機関車の時代に難所とされた「加太越え」に関する資料や、
古い時代の鉄道写真なども多く展示されており、テーブルと椅子も
用意されてるので、ゆっくり見学する事が出来ますね。



今回は２回目の訪問なんですが、前回からの１年間で増えた資料
などもあったので、その一部を紹介してみましょう。

まず左は開通当時の物と思われる関西鉄道の地図ですね。

現在の関西本線である名古屋～湊町（ＪＲ難波）は1890年代頃に
開通しています。…名阪間と言うのは、距離にすると東海道線経由
よりこっちの方が短かいので、当時は熾烈な乗客獲得合戦が繰り
広げられてた事が有名ですわな。

往復割引や学生割引は当然の事、婦人割引とか行商人割引とか、
もぅマトモな運賃で乗ってる人の方が少ないであろう状況です。
それでも足らないと「駅弁１個サービス」ってな事もあったそうな。

右は現代の写真ですが、近隣の鉄道遺産の１つとされている明治
時代の煉瓦製の橋台でしょう。…実際に見に行きたいと思いつつ
まだ実行出来てナイんですが、コレは道路に近いから楽そうだ。

それはイイとして、DD51がキハ120を牽引してるってどんな状況？
甲種回送か何かなんでしょうか？

この区間で使われるキハ120は亀山鉄道部の所属ですが、全般
検査などは網干総合車両所で行われるようです。



そして室内に何故か綿の花が飾られてたのが目に付いたのと、
ホーム側にあるステンドグラスが西陽を受けてキレイだったので
１枚ずつ撮りました。

…綿花は江戸時代以前は、大和国（奈良県）でも盛んに栽培され
てたようですが、この辺りでも同様だったんでしょうか？



そして描きながらココでも撮り鉄を何枚か。…私が知ってるギリギリ
の時代では、まだキハ58系の急行列車が残っており、当時の急行
にありがちな複雑な走り方をする列車が何本か見られたんですが、
現在は全てキハ120の普通列車のみになってしまいました。

急行「かすが」を東海と西日本の共同運行で復活させ、日に２往復
にすればソレなりの需要はあるような気がするんですけどね。



加太駅からは名阪国道で帰ります。…道の駅「いが」に寄り道して、
午後のおやつ代わりに伊賀牛入りコロッケと言うのを買いました。

…まぁコロッケに入ってる肉なんて微々たるものなので、ドノ辺りが
伊賀牛なのかよく分かりませんが。

てかいつの間にか「コロッケ＝高速道路で食う物」になったのは何故
なのか？冷静に考えるとソレほど食べやすい物ではありません。
意外と油が手に付くし。

…段々と「近場の５巡目」も進んできましたが、続いては湖西線と
福井県の関西寄りの地域…東美浜～永原辺りを片付けてしまう事
にしましょうか。

---

※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。