駅ノート あわくら温泉④
2023/07/24(Mon)
前回までで兵庫県の西播磨地域…智頭急行線の平福と、ソレに
近い姫新線の上月の駅ノートの4巡目が描き終わりました。
その流れで続けて智頭急行線を北上して行く事にして、日を改めて
回ってきましたクラ駅長です。
今回も日帰りで、あわくら温泉と宮本武蔵の2駅なんですが、ココ
は岡山県の最東端の地域になります。…智頭急行線は宮本武蔵
~大原~あわくら温泉の約14kmだけ、岡山県内を走ってます。
…例によって遠い方のあわくら温泉から行ってみましょう。走る距離
は変わらないとしても、帰りが近い方が気分的に楽なのですよ。
西粟倉村と言う自治体にあり、少し離れた所に駅と同名の粟倉温泉
があります。駅舎は立派な建物ですが、駅のホームとは微妙に隙間
が開いており、よくある自治体所有の待合室だと思われます。
…同温泉は猟師に撃たれて怪我をしたタヌキが傷を癒した場所だ
と言う伝説があるらしく、駅前には露天風呂に入るタヌキの像が
置かれていました。
駅舎のステンドグラスにも、同デザインのタヌキの絵がありますね。
駅舎内は山小屋調の内装になっており、利用者が自由に使える
待合室とトイレの他、テナントとして入居出来る部屋があります。
以前に来た時は、林業の管理サポートをしたりイベントの企画をする
地場資本の会社が入ってたんですが、ソレが無くなって別の団体
になってました。詳しくは後述する事にしましょう。
…入居者が変わったからなのか、粟倉温泉の由来に関するタヌキ
の絵の説明書きが無くなり、別の展示物が掲示されています。
駅ノートは2冊あります。初代は物好きな設置者が置いたB5版の
物ですが、その後に地元の方が管理して下さってるようで、2冊目
はA4版でページ数の多い物になっています。
…一般的なノートを4冊分ぐらい束ねた仕様の物らしく、コレなら
長期間に渡って使える余裕がありそうですね。
前回の訪問以降の絵師さんの作品は右の通りです。
バスの絵が描かれた物は常連さんの作品ではありませんが、ココ
から遠い粟倉温泉の元湯への連絡バスがあったらイイのにと言う、
誰もが考える希望を書いて下さってますね。
…車両が呉市交通局(現在は廃止)な事の意味は不明ですが。
駅そのものの構造としては、単線区間の島式ホームの駅です。
周囲の線路は概ね高架か築堤上にあるので、階段を上ってホーム
へ至ります。エレベーターなどの設備はありません。
智頭急行線の各駅にありがちな構造として、交換設備のある駅は
片方を直線スルーの線形にして、通過する特急列車は上下の別
に関わらず直線方向を通る事になってるんですよ。
今回は特に思いつかないので、駅前の交差点から見た集落の風景
を描いてみましょう。
…真ん中に大きく見えるお家は、元は茅葺き屋根だったと思われる
構造ですが、現状はトタン板で覆われています。
父親の実家が文化財レベルのそれなので聞いた事があるんですが、
茅葺き屋根の寿命は概ね20年程度であり、定期的に葺き替える
必要があるんですよ。
当然に費用も掛かるし、現在では需要が減ってるから材料や職人
さんの確保も難しい。葺き替えた直後から、次回分のカヤを集めに
かかる事になるのだそうです。
…そんな感じで最近は、茅葺きを諦めてトタン板で覆ってしまう場合
が多いらしく、田舎へ行けば割と見られるパターンですよね。
待合室にはテーブルと椅子もあるんですが、空調設備がないらしく
(あるのかも知れんが作動していない)矢鱈と蒸し暑いので、2方向
の扉を全開にして描いてました。
所で同路線は、鳥取県に入った恋山形にも駅ノートがある筈なの
ですが、ソレはどうなったんでしょう?…その辺りも含めて次回の
「おまけネタ」に続けます。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
近い姫新線の上月の駅ノートの4巡目が描き終わりました。
その流れで続けて智頭急行線を北上して行く事にして、日を改めて
回ってきましたクラ駅長です。
今回も日帰りで、あわくら温泉と宮本武蔵の2駅なんですが、ココ
は岡山県の最東端の地域になります。…智頭急行線は宮本武蔵
~大原~あわくら温泉の約14kmだけ、岡山県内を走ってます。
…例によって遠い方のあわくら温泉から行ってみましょう。走る距離
は変わらないとしても、帰りが近い方が気分的に楽なのですよ。
西粟倉村と言う自治体にあり、少し離れた所に駅と同名の粟倉温泉
があります。駅舎は立派な建物ですが、駅のホームとは微妙に隙間
が開いており、よくある自治体所有の待合室だと思われます。
…同温泉は猟師に撃たれて怪我をしたタヌキが傷を癒した場所だ
と言う伝説があるらしく、駅前には露天風呂に入るタヌキの像が
置かれていました。
駅舎のステンドグラスにも、同デザインのタヌキの絵がありますね。
駅舎内は山小屋調の内装になっており、利用者が自由に使える
待合室とトイレの他、テナントとして入居出来る部屋があります。
以前に来た時は、林業の管理サポートをしたりイベントの企画をする
地場資本の会社が入ってたんですが、ソレが無くなって別の団体
になってました。詳しくは後述する事にしましょう。
…入居者が変わったからなのか、粟倉温泉の由来に関するタヌキ
の絵の説明書きが無くなり、別の展示物が掲示されています。
駅ノートは2冊あります。初代は物好きな設置者が置いたB5版の
物ですが、その後に地元の方が管理して下さってるようで、2冊目
はA4版でページ数の多い物になっています。
…一般的なノートを4冊分ぐらい束ねた仕様の物らしく、コレなら
長期間に渡って使える余裕がありそうですね。
前回の訪問以降の絵師さんの作品は右の通りです。
バスの絵が描かれた物は常連さんの作品ではありませんが、ココ
から遠い粟倉温泉の元湯への連絡バスがあったらイイのにと言う、
誰もが考える希望を書いて下さってますね。
…車両が呉市交通局(現在は廃止)な事の意味は不明ですが。
駅そのものの構造としては、単線区間の島式ホームの駅です。
周囲の線路は概ね高架か築堤上にあるので、階段を上ってホーム
へ至ります。エレベーターなどの設備はありません。
智頭急行線の各駅にありがちな構造として、交換設備のある駅は
片方を直線スルーの線形にして、通過する特急列車は上下の別
に関わらず直線方向を通る事になってるんですよ。
今回は特に思いつかないので、駅前の交差点から見た集落の風景
を描いてみましょう。
…真ん中に大きく見えるお家は、元は茅葺き屋根だったと思われる
構造ですが、現状はトタン板で覆われています。
父親の実家が文化財レベルのそれなので聞いた事があるんですが、
茅葺き屋根の寿命は概ね20年程度であり、定期的に葺き替える
必要があるんですよ。
当然に費用も掛かるし、現在では需要が減ってるから材料や職人
さんの確保も難しい。葺き替えた直後から、次回分のカヤを集めに
かかる事になるのだそうです。
…そんな感じで最近は、茅葺きを諦めてトタン板で覆ってしまう場合
が多いらしく、田舎へ行けば割と見られるパターンですよね。
待合室にはテーブルと椅子もあるんですが、空調設備がないらしく
(あるのかも知れんが作動していない)矢鱈と蒸し暑いので、2方向
の扉を全開にして描いてました。
所で同路線は、鳥取県に入った恋山形にも駅ノートがある筈なの
ですが、ソレはどうなったんでしょう?…その辺りも含めて次回の
「おまけネタ」に続けます。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
No.1576 駅ノートの記録