新・駅長日誌Ⅱ

…そんな感じで鳥取廻りで、山陰本線の居組にやってきました。
今回はココを起点として、同路線で兵庫県の西端に近い４駅を描く
事にしていますクラ駅長です。



このエリアも今回で４巡目になりますが、最初に来た2018年11月に
は古い木造駅舎の駅でした。ソレが老朽化のため撤去され、２回目
からは最低限度の小さな待合室に変わっています。

１日の乗降客数が10人以下では、コレでも充分すぎるのでしょう。

…過去に駅ノートが存在した加古川線の久下村に似た事情ですが、
ココは駅ノートは撤去されず好意的に残されたようです。



ホームが１本の棒線構造の駅ですが、豊岡方向に古いホーム跡
と思われる構造物が残っており、昔は２番線（又は３番線まで）が
あった事が分かります。跨線橋で繋がってたそうな。

鳥取方向には、古色蒼然としたレンガ積みのトンネルがあります。
同駅から西へ数百ｍ行くと鳥取県境なので、ココが分水嶺となる山
なのかも知れません。

…同駅に限った話ではありませんが、２年近く間が空いた訪問地は
どぅしても、初歩的な説明が長くなってしまう傾向にありますね。



待合室は先述の通り新しい物です。但し入口から見て左側…駅舎
の表側に面する窓が固定されており、開けれないのが難点かも
知れません。この時期だと風が通らなくて暑いんです。

そして何故か、部屋の隅に古い材木が転がってるんですが、形状
から見て日本家屋の柱か梁として加工された物であり、旧駅舎に
使われてた物かと思われます（用途は謎）。

駅ノートはココに置かれてるんですが、それを載せる造り付けの棚
も設けられてるので、新築時に「駅ノートも残してやろう、だったら
棚も要るか。」となった事は明白であり、珍しく好意的な感じが見て
取れました。

バックナンバーとして、カナリ古い時代の物から何冊もが残って
います。…しかし管理者は不明であり、明らかに枚数が少ない
（破られてる）物も見られ、状態は良いとは言えないでしょう。



約２年振りの訪問なので、前回以降の絵師さんの作品やゆっくまー
シールもソレなりに増えてました。

…但し先述のようにページが足りないノートも多くあるので、コレ
以外にあった可能性もあります。

ルミナさんはまたのろを登場させて下さってますが、今回もトイレ
を我慢してるんですね。…はい、同駅にトイレがないのです。



絵のネタは前回の記事に書いた通り、駅から少し離れた七坂八峠
（しちさかはちとうげ）の展望台から見た居組海岸の風景を描いて
おきました。

…現地まで車で行く事について、否定的な意見もあるのは知って
ますが、行動範囲が広く取れるのでネタの幅も広がるんですよ。
峠まではバスなどの交通機関もないようなので。

では今回も、同駅に関する「おまけネタ」に続ける事にしましょう。

※→次回に続く

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