新・駅長日誌Ⅱ

勢いで始めたのはイイけど段々と自分でも面倒になってきました
土曜日企画「クラ駅長50年史」ですが、あと数回で取り敢えず
終了になりますので、頑張って続ける事に致しますクラ駅長です。

今回は2015年…平成27年ですね。まずは例によってWikipedia
から当時の世相と鉄道関係の話題を拾ってみる事にしましょう。

まぁ数年前の事なので、記憶に新しい事の方が多い気がしますが、
取り敢えず「戦後70年」の年と言う事で、1945年から始まった色々
が70周年を迎えてるのと、何故か60周年、50周年などの記述が多く
目立ちます。

他に犯罪発生件数が戦後最少だったものの、振り込め詐欺など
が増加傾向にあるとか、少し上昇傾向だった出生率が再び下がり
始めたとか書いてありますね。

犯罪件数に関しては、昔より防犯意識が高くなったりセキュリティー
が強化されたりで「犯罪は割に合わない」と言う事が周知徹底され
つつあると言うか、世の中が健全になってきた証拠でしょう。

…しかし結婚しても子供が出来ても、ソレだけで幸せだと言う時代
は終わったと言う事なんですかね？

振り込め詐欺は主たる被害者が高齢者なワケで、世代的に貯め
込んでるワケですがソノ反面、「騙す側」のメインである若者の未来
がソレほど明るいものではナイ事の象徴的な犯罪な気もします。

同年の流行語１つが「爆買い」ですか。…まだコロナ禍前の事で、
日本に来る中国人観光客がピークに達し、コイツらが量販店などで
アホみたいな量の商品を買っていく様子が各地で見られました。

…タクシーの仕事をしてると、交通の便が悪い郊外の西松屋とか
へ行く中国人グループを乗せる機会もあったワケですが、碌に
日本語が喋れない状況でどぅやって帰る（タクシーを呼ぶ）のか？


鉄道関係の出来事としては、同年３月のダイヤ改正で北陸新幹線
が金沢まで延伸、東海道新幹線は最高時速が285kmに引き上げ
られた事などが載ってました。

…北陸新幹線は金沢や富山から東京方面へのアクセスは良く
なったものの、特急「サンダーバード」が全て金沢止まりになった
事で、関西～富山・直江津辺りが逆に面倒になりましたね。

東海道新幹線が速くなる事は、車両や乗務員さんを運用する側に
何かメリットがあるんでしょうか？…単に乗客の立場としては、所要
時間が10分程度短縮されても「遠方への旅行」である事に変わり
はありません。

１月に北海道の日高本線で、高波によって路盤が流失した事から
鵡川～様似が運休となり、一時は静内まで復旧したものの、最終的
に全線が復旧する事はなく、代行バスのまま2021年に正式廃止と
なってしまいました。

新幹線は採算の見通しが不明瞭でも発展させる一方、ローカル線
は簡単に切り捨てられてしまう。…流石の私も本物の鉄道に以前
ほどの魅力を感じなくなってきた頃だったと思います。


さて私生活ですが、同年もソレほど大きな差はありません。

木村鉄道は２月の社員旅行が高知県（とさでん交通と四万十川）、
６月が宮城県の女川と磐越西線の「フルーティアふくしま」など。

ＪＲ四国の多度津工場のイベントに社長とヨコミが呼ばれたり、
11月に福岡県の平成筑豊鉄道で社長が全国完乗を達成した年
でもあります。

…私も何年か前から乗り潰しを続けていた結果、8月に北海道の
石勝線（新得→新夕張）でＪＲ全線、9月に大阪府の阪堺電車
（住吉→住吉公園）で私鉄全線の完乗と言う運びになりました。

但し当時の時点で災害不通区間だった、常磐線や只見線の一部
区間を除くと言う事になっています。またその後に新規開業した路線
もあり、現状では未達の状態に戻っています。

全線完乗をやってしまった結果、「すぐＪＲ線に乗れる環境に住む」
と言う必要もなくなり、通勤の利便性を優先して会社から自転車で
５分程度の場所に引っ越す事にしました。


仕事でもソレほど大きな変化は無かったんですが、当時あって
今はナイ物が「夜勤」ですね。15時～翌朝7時の勤務です。

電車が無くなった時間帯より翌朝5時ぐらいの早朝の方が忙しい
感じで、「6時のリムジンバスに乗るから5時半に来てくれ」みたい
な仕事がメインになります。

普段なら簡単に休めるんですが、夜勤は人数が少ないので休む
場合は、誰かに変わって貰う必要がありました。

…木村イベントは土日にある事が多いのですが、土曜の夜勤だと
深夜帯にある程度の売り上げが見込めるから、若手の後輩とかに
頼むと逆に「え、（譲って貰って）いいんですか？」みたいな感じで
比較的変わって貰いやすかった覚えがあります。

その後、運転手の全体的な高齢化で夜勤は無くなり、そんな手間
も必要なくなったんですが、仕事そのものは楽だから好きでした。
…深夜帯だと大袈裟に感謝して貰えたりするし。

この当時の仕事としてよく覚えてるのが、厳密には前年（2014年）
の話なんですが、給湯器のリコールによる特需でしょうか。

ある家電メーカーが製造した家庭用の電気給湯器に欠陥が発見
され、そのリコール（無料修理）で修理の職人さんを各地の現場
（主に住宅地の一般家庭）まで送迎する仕事が入ったんです。

…現場仕事の有無に関わらず、毎日十何台かが貸切で押さえ
られる事になり、私もそのチームに入ったんですよ。

職人さんは順に全国を回るらしいんですが、奈良県は7月～8月の
夏場に当たったので、とにかく暑かったものの、普段の倍以上の
売り上げになり、給料も結構な額になりました。

…またあんな感じの仕事があったら楽に儲かるんですが、他人の
不幸に期待するのはダメですよね。

※→次回に続く

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