新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

熊野市⑤ おまけネタ

2023/09/12(Tue)

では紀勢本線熊野市駅ノート(5巡目)に関するおまけネタ
ですが、先述した「花の窟神社」の向かいに道の駅があり、ココに
古い道標が建ってました。

20230912a.JPG 20230912b.JPG

何と書いてあるかは右の説明看板の通りですが、熊野三山方面へ
巡礼者向けの物のようです。

…私は中学時代歴史関係の部活に入ってたり、大学日本史
近世のゼミだったりしたので、この手の古い石造物目が行くよう
になってしまいました。

変体仮名正しく書くと「くま能さん/志゛由ん連以」かな?

直進すると近道なものの、川の河口危険なので右の安全な道
とかある?)へ行けと言う事だそうですが、だったらソノ理由
書けばいいのに。…と言うのは現代的な発想なんでしょうか?

20230912c.JPG 20230912d.JPG

ともあれ熊野市駅です。周知の通り今年の7月から特急「南紀」
新型車両のHC85系置き換わったワケで、随所に宣伝ポスタ
が貼られています。

しかしソレ以前に作られたと思われる手製の広告類は、古い車両
のままですね。旧85系の絵にも幾つかのバリエーションがあるよう
ですが、貫通型パノラマ型描き分けてあり、芸が細かいです。

20230912e.JPG 20230912f.JPG

有人駅なので今回も、入場券を買って構内を取材します。

…毎度「列車で行け」と言う意見があるのは充分に分かるんですが、
紀伊半島ってのは無駄に大きいので、海岸沿いに回るより一直線
山を越えてくる方が早いのよ。

また青岸渡寺へのバスの便も、ソレほど多いワケではありません

20230912g.JPGそんな感じで構内撮影ですが、
当然の事にホームの乗車位置
目標新しい物が表示されて
いました。

…車両が新型になっても、特急
「南紀」にはグリーン車の設定が
ありません。なので普通車のみ
4両編成2両編成、又はソレ
らを組み合わせた6両編成
3種類があるようです。

恐らくは繁閑の差に応じて調整するのでしょうが、従来の旧85系
だと2両~6両までフリーすぎるバリエーションだったから、ソレ
に比べれば分かりやすくなったのでしょう。

20230912h.JPG 20230912i.JPG

程なくして下りの始発となる「南紀1号」が到着しました。
夏休み中の日曜日と言う事で利用者を多めに見積もったのか4両
編成です。…しかしソレほど混んでなかったように思います。


ハイブリッド方式で走る事は取り敢えず置いとくとして、外観だけ
で考えるとパノラマタイプの先頭車無くなったのと、よく見たら
ヘッドマークもないんですね。

…それを売りにして各列車の印象を強くし、ついでにグッズなどの
商売に繋げようと言う時代は終わったのかも知れません。

では次回、久し振り実家移住計画の報告を挟んで、次の目的地
である尾鷲へ移動する事にしましょう。

→次回に続く



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No.1626 駅長が見た風景