新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

西国巡礼の旅 ④

2023/09/21(Thu)

ではココで新たな報告(と言うか隙間企画)ですが…

少し前に和歌山市紀三井寺の境内に出来たケーブルカーを見に
行った事から始まった、西国三十三箇所の札所巡りなんですが、
奈良県内にも札所寺院が幾つかあるので、取り敢えず近い所から
潰して行く事にしましたクラ駅長です。

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ともあれ自宅直近ではありませんが、奈良市興福寺南円堂
行く事にして、ある休日に久し振り電車に乗って近鉄奈良まで
やって来ました。…電車で来ると酒が飲めるんですよ。

仕事駅前には毎日来るんですが、地下ホームから地上へ出てくる
のは久し振りです。JR奈良駅との差別化のためか、いつの間にやら
「奈良公園前」と言う副駅名が付きました。

駅ビル東側にある行基さん噴水は、奈良では定番待ち合わせ
スポットです。…興福寺へは東向商店街を抜けるとすぐですよ。

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修学旅行でも般の観光でも定番興福寺です。東大寺春日
大社と並んで「大抵みんな行く」お寺なので、私も仕事では何十回
と来てる所ですが、私用では久し振りでした。

奈良ランドマークとも言える同寺の五重塔は、今年から大規模
な改修工事が予定されており、間もなく工事用の建屋で覆われて
しまうんです。

当日はソレに先立って、周囲の樹木伐採する作業をやってました。

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…終了が令和13年ですか。思ったより長いんですね。

ココで有料拝観を行ってる堂宇は東金堂国宝館なのですが、
工事の都合で東金堂閉めてしまうのでしょう。代わりに平成30年
再建された中金堂に入れるようです。

この規模の建物木造で建てる場合、国内で木が確保出来ない
のでアフリカから輸入した物を使用してるそうな。

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そして境内の西側にある南円堂が、西国札所の9番札所になって
います。現在あるのは江戸時代の物で、八角形の建物に当時の
建築として流行った唐破風(入口の小さな屋根)が付いてますね。

御本尊不空羂索観音ですが通常は秘仏。お堂の前にある灯篭
奈良時代創建当時の物で、火袋の扉には平安時代の「三筆」
うち空海橘逸勢の2人が関わった書が刻まれてます(がレプリカ)。

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正面に御詠歌の額が掛かってますね。

御朱印お揃いのを頂いておきました。てかいつも思うんですが、
興福寺は他にも御朱印の数が多くあり、元号が切り替わる時にも
「平成最後」だの「令和最初」だのと色々やってました。

一時期の「御朱印ブーム」の時は、カナリの売上になった事でしょう。
…まぁ観光寺院その収入が大事なのですが。

今回の記事は、大部分を仕事で使う暗記した情報を元に書いて
ますので、カナリ楽が出来たように思います。

そんな感じで奈良県内西国札所続けて紹介して参りましょう。

→次回に続く



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No.1635 駅長が見た風景