新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

西国巡礼の旅 ⑤

2023/09/22(Fri)

…と言う事で無理矢理シリーズ化しつつある西国三十三箇所
の札所巡りの報告ですが、別の日奈良県中部のお寺を幾つか
マトメて回ってきましたクラ駅長です。

この辺りは自宅から近いので、午前中家の用事を済ませて午後
の4時間程度複数箇所回れると言う、非常にお手軽な内容です。

まずは第6番札所壺阪寺から行ってみましょう。…ちなみに
壺阪寺と言う寺号は通称であり、正式には「壺阪山 南法華寺」
言います。

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有料駐車場拝観受付を過ぎて境内に入ると、ドコのお寺にもあり
がちな仁王門があります。但しココの仁王像は現在修理中なので、
居室に当たる左右の室空き家になってました。

古来より壷阪寺御本尊は、眼病封じの法力があると信じられて
おり、明治時代浪曲人形浄瑠璃にもなった)である「壺阪霊験記」
広く知られるようになったそうな。

そんな事で壺阪寺の境内には、日本で初めて盲人専門の老人施設
が作られました(現在は他の所に移転しています)。

…ちなみに壺阪霊験記には「座頭の沢市」と言う盲目の人物が出て
きますが、時代劇の座頭市とは無関係のようです。

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こちらの手水場も何やら涼しげな飾り付けか為されています。
お寺のTwitterによると「100均の造花」だとの事ですが、そうは見え
ないぐらいお洒落ですね。

境内の三重塔礼堂は共に室町時代の建物だそうです。
奈良に住んでるとソノ辺の感覚が麻痺すると言うか「新しいのね」
と思ってしまうんですが、立派な建物ですよ。

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そして同寺院には、インドで行われている奉仕活動の返礼として、
インドから贈られた石材で造られた大きな石仏が何体かあります。

右が境内の真ん中にある壺阪大仏(釈迦如来)、左が高さ20m
観音立像ですね。観音像の方は昭和58年開眼供養が行なわれ
たので、そのニュースは私も子供の頃の記憶にあります

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お釈迦様涅槃像もありますね。…要するにお釈迦様亡くなる
直前(臨終の床)の姿なのですが、子供の頃はコレを「リラックス
して昼寝してる姿」だと思ってました。

…物によってはを立ててセルフ腕枕にしてるのとかあるし、単体
では昼寝にしか見えんのですよ。

礼堂が、御本尊千手観音を祀る実質的な本堂なのでしょう。
お参りのためにへ入ると「三脚は禁止」との注意書きがありました。

…確認してないから憶測なんですが、普通は「撮影禁止」とする所
「三脚禁止」だから、カメラの使用自体はOKって事?まぁ一応
ヤメておきましょう

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御朱印を頂いて帰ろうとしたら、寺猫が居ました。こっちは間違いなく
昼寝でしょう。舌を収い忘れてますね。

実はTwitter壺阪寺の公式アカウントにも同一猫と思われる投稿
があり、こちらは「留守仁王様の代わりにお寺を守ろうとしている
とされています。ぃゃ、寝てる場所が変わっただけでしょ。

https://twitter.com/tsubosaka1300/status/1689831525691625472

…しかし私は涅槃像より寺猫の方が尊いなと思った所で、次の札所
である飛鳥岡寺へ向かいます。

→次回に続く



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No.1636 軽トラック運転日報