新・駅長日誌Ⅱ

福井鉄道の北府駅で、同社の歴史を学べる展示施設を見学した後、
折角なのでココから乗り鉄してみようと思い立ちましたクラ駅長です。

…福井鉄道の専用軌道区間も乗り潰し済みではありますが、ブログ
を始める前の若い頃の事なので、ソノ記録はありません。まだ木造
吊掛車を改造しまくったような古い電車だったのを覚えてますが。



北府駅のナンバリングは「Ｆ１」。…２番目の駅なのに「Ｆ１」です。
やはりココに本社を置いてるからなんでしょうか？ちなみに始発駅の
越前武生は「Ｆ０」になってます。

やってきた車両は、えちぜん鉄道の新しいＬＲＴ車であるＬ型。
えちぜん鉄道と福井鉄道は、福井市の田原町駅で連絡していますが、
2015年から三国芦原線の鷲塚針原まで相互乗り入れが始まりました。

ソレに使用されるえちぜん鉄道側の車両ですね。




見るからに最初から「ボク可愛いでしょ♪」みたいなアザトい顔付き
の電車ですが「ki-bo」と言う愛称があります。

…読み方は「キーボ」でいいのかな？関西人の私にはどぅしても、
西川きよしさんのニックネームである「キー坊」が思い出されますが。

ちなみに福井鉄道側にも「Fukurum」と呼ばれるＬＲＴ車が存在します。
こちらは好対照に目つきの悪い顔立ちでして、理想としては２本並び
が撮りたかったんですが、当日は上手く行きませんでした。

２両が連接構造になった車体で、全長が18.7ｍ。低床式なので、車輪
や床下機器がドコにあるのか分からん外観です。
コレに乗って田原町を過ぎ、鷲塚針原まで乗り鉄する事にしましょう。



車内は変則的なセミクロスシートです。…鉄道のソレと言うより
軽自動車の後部座席みたいなシートですが、窓が広く取ってあり、
明るく開放的な雰囲気でした。

運転席は片方に寄せず真ん中にあります。併用軌道も走るので、
死角を補うカメラが幾つかあるようで、画面でモニター出来ます。

とは言え併用軌道は福井市内の中心街に限られるので、郊外の
専用軌道の区間ではＬＲＴに似合わない結構な速度を出します。

…専用軌道の区間では主要駅だけに停まる急行列車なのですよ。



…北府から約40分。福井の中心街に入ると、併用軌道になります。
「黄色の矢印」とかの路面電車特有の信号機が見られますね。

福井鉄道は専用軌道の区間も、歩道の縁石程度の低いホームに
なってますが、専用軌道と併用軌道を行き来する車両として、やはり
岐阜市内を走ってた元名鉄の車両は適材適所ですね。

…昔は鉄道線規格の電車に無理矢理にステップを付けてやってた
ワケで、やはり昨今のバリアフリー時代には向かないでしょう。



以前に来た時の記事に詳しく書きましたが、本線から分岐して福井駅
に入る支線…通称「ヒゲ線」がある線形なので、普通列車は上下とも
スイッチバックして福井駅に寄り道します。

…急行はココを経由せず直進するので、ココで追い抜きするダイヤに
なってるようですよ。

もう少し走るとえちぜん鉄道との連絡駅である田原町に到着です。

※→次回に続く

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