SLやまぐち号2019 ②
2019/10/14(Mon)
さてSLやまぐち号ですが、私は子供の頃から含めると3度目の乗車
になるので、機関車より客車の方が気になるワケです。殊に今回は
2017年から運用が始まった新しい客車を楽しみにしてきました。
…SL全盛期のオハ35系客車などをモチーフに新造された特注車は
中古改造の多い観光列車の中では逆に異質な存在です。
折角だから再現された一等車(現在の扱いとしてはグリーン車)に
乗りたかったワケですが、席数が少なくて10時打ちに失敗したんです。
建前としてはグリーン券を持たない客は入れませんが、新山口駅に
停まってる間のドサクサで、車内だけ撮ってしまおうと言う算段です。
…ソレは別にしても画面に人を入れず、尚且つ散らかってナイ状況で
車内を撮るなら、入線直後が一番イイのは当たり前。機関車は後から
途中駅でも取れますからね。
…と言う事で編成の後方、最後尾の1号車が止まる位置で待機して
おりましたクラ駅長です。程なくしてSLやまぐち号が推進運転で入線。
予想してた通り前方はロープで規制されてても大混雑ですが、後方は
ガラ空きです。自分の指定席は2号車なので、荷物を置いてから行動
するにもココで待ってた方がいい。
戦前の特別急行(敢えてこう表現しますが)の最後尾に連結されて
いた展望車、マイテ49型を基に再現された車両です。現在で言えば
新幹線のグランクラス以上のステータスだった車両ですよ。
本来なら山口線ごときの快速列車には、間違っても連結されません。
…てかJR西日本は本物のマイテ492を持ってた筈なんですが、そう
言えば最近は見かけなくなりましたね。
展望デッキの手すりは安全性を考えたのかオリジナルより高めです。
扱いとしてはグリーン車ですが、マークは遠慮がちな小さい物でした。
他の車両も同じですがドアボタンが装備されてるのが現代的ですね。
形式はオロテ35となります。
…元々国鉄には35番台の形式の
客車が存在しますが、当たり前の
事ながらソレとは全くの別物なので
4000番台の製造番号が振られる
事になりました。
他の号車も同様ですが色々と仕様を
変えた結果、5両編成の全てが個別
の形式になったようです。
車内は基本的に3列配置のリクライニングシートですね。肘掛けや
アタマ全体を覆う白いカバーは現代では見かけない物です。
…戦前の一等車は、豪華なソファーや回転椅子がロングシート状に
並ぶ配置だったようですが、流石にソレは現代にはそぐわないか。
当時は一等車の客層なんか政治家や華族、財界人などにが限られて
おり、乗客同士の社交の場でもあったのだと思われます。…そもそも
リクライニングシートってのは日本では戦後になって導入された物だ。
車端部には、少ないながらボックス席がありました。4名用と2名用
があり、左の画像は後者です。…回転もリクライニングもしませんが、
三等車よりゆったりしたソファーなのは、ある意味リアルですね。
最後部は展望室と展望デッキです。展望室は定員に含まれないフリー
スペースだそうな。…そもそも昔の展望デッキは、始発駅で偉い人が
見送りの衆に挨拶するための物だったので、実用品ではありませんが。
…と、車内に入って3分程度。カナリ慌ただしかったけど、何とか撮れ
ましたかね。やはり一度はホントに乗ってみたいもんです。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
になるので、機関車より客車の方が気になるワケです。殊に今回は
2017年から運用が始まった新しい客車を楽しみにしてきました。
…SL全盛期のオハ35系客車などをモチーフに新造された特注車は
中古改造の多い観光列車の中では逆に異質な存在です。
折角だから再現された一等車(現在の扱いとしてはグリーン車)に
乗りたかったワケですが、席数が少なくて10時打ちに失敗したんです。
建前としてはグリーン券を持たない客は入れませんが、新山口駅に
停まってる間のドサクサで、車内だけ撮ってしまおうと言う算段です。
…ソレは別にしても画面に人を入れず、尚且つ散らかってナイ状況で
車内を撮るなら、入線直後が一番イイのは当たり前。機関車は後から
途中駅でも取れますからね。
…と言う事で編成の後方、最後尾の1号車が止まる位置で待機して
おりましたクラ駅長です。程なくしてSLやまぐち号が推進運転で入線。
予想してた通り前方はロープで規制されてても大混雑ですが、後方は
ガラ空きです。自分の指定席は2号車なので、荷物を置いてから行動
するにもココで待ってた方がいい。
戦前の特別急行(敢えてこう表現しますが)の最後尾に連結されて
いた展望車、マイテ49型を基に再現された車両です。現在で言えば
新幹線のグランクラス以上のステータスだった車両ですよ。
本来なら山口線ごときの快速列車には、間違っても連結されません。
…てかJR西日本は本物のマイテ492を持ってた筈なんですが、そう
言えば最近は見かけなくなりましたね。
展望デッキの手すりは安全性を考えたのかオリジナルより高めです。
扱いとしてはグリーン車ですが、マークは遠慮がちな小さい物でした。
他の車両も同じですがドアボタンが装備されてるのが現代的ですね。
形式はオロテ35となります。
…元々国鉄には35番台の形式の
客車が存在しますが、当たり前の
事ながらソレとは全くの別物なので
4000番台の製造番号が振られる
事になりました。
他の号車も同様ですが色々と仕様を
変えた結果、5両編成の全てが個別
の形式になったようです。
車内は基本的に3列配置のリクライニングシートですね。肘掛けや
アタマ全体を覆う白いカバーは現代では見かけない物です。
…戦前の一等車は、豪華なソファーや回転椅子がロングシート状に
並ぶ配置だったようですが、流石にソレは現代にはそぐわないか。
当時は一等車の客層なんか政治家や華族、財界人などにが限られて
おり、乗客同士の社交の場でもあったのだと思われます。…そもそも
リクライニングシートってのは日本では戦後になって導入された物だ。
車端部には、少ないながらボックス席がありました。4名用と2名用
があり、左の画像は後者です。…回転もリクライニングもしませんが、
三等車よりゆったりしたソファーなのは、ある意味リアルですね。
最後部は展望室と展望デッキです。展望室は定員に含まれないフリー
スペースだそうな。…そもそも昔の展望デッキは、始発駅で偉い人が
見送りの衆に挨拶するための物だったので、実用品ではありませんが。
…と、車内に入って3分程度。カナリ慌ただしかったけど、何とか撮れ
ましたかね。やはり一度はホントに乗ってみたいもんです。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
No.197 乗り鉄日誌>JR西日本