新・駅長日誌Ⅱ

さて伯備線の駅ノートですが、続いては黒坂駅から10kmほど米子方向
へ戻った武庫という駅に来ましたクラ駅長です。



…この辺りの伯備線は国道181号線と日野川という川に沿ったルート
で走っており、開業が昭和36年と言いますから、同線の中では新しい
部類の駅でしょう。

恐らくは後から新設された駅であるが故に、伯備線の中で唯一、交換
設備を持たない棒線ホームの駅となっています。

尚且つ国道と線路に挟まれた狭い土地にホームだけがある駅なので、
知らずに車で走ってると見落とすかも知れない規模の駅でした。

…バリアフリーなのはイイ事ですが改札や柵がナイから、自転車で
そのまま入れてしまう構造のようですね。



駅は小規模ですが、何故か立派な石碑が建っていました。…この辺り
は地域として「奥大山」と言うんでしょうか？要するに大山という山は
比較的海に近い所にあるので、日本海側から見て「奥」なのかな？

駅にトイレはありませんが、すぐ近くに公衆トイレがあります。
…この付近の路肩が割と広くなってるので、駅ノートを描く程度の時間
なら車を駐めても差し支えナイでしょう。



待合室内に「夏の青少年を見守る運動」と描かれた郵便受けがあり、
駅ノートはココに入っています。

…恐らくは地域の皆さんで防犯運動のような活動が為されており、
駅ノートもココの方が置いた物だと思われますが「夏の…」って。
折角なら季節を限定せず通年で守ってあげて欲しい所ですね。

また雑巾やホウキなどの掃除道具もある事から、ボランティア的に
駅の清掃なども行われてるのかも知れません。



郵便受けを開けてみたら、駅ノートと一緒に「青少年を見守る運動」
の活動状況を記したノートと、ソレらしい腕章が入ってました。

…駅ノート絵師さんの作品は右の３作品、そして信濃川島駅の管理人
さんの書き込みもあります。…その上は地元の方が清掃活動を行った
記録のようで、随所に定期的に書かれている感じです。

そしてココにも中海しんじさんの作品がありますな。…よく似た女の子
が持ってる飲み物は酎ハイの「ストロングゼロ」であり、大海駅長では
出てこない発想でしょう。



通る列車は、やはり特急「やくも」が多いのと、姫新線か芸備線の
間合い運用だと思われるキハ120型の普通列車も撮れました。
…上のF17さんの作品も、このアングルから見た「やくも」ですね。

さて私は？…この駅も「唯一の棒線ホームである」という以外に特に
思いつかないもんで、「船町口と船町」に続く「迷子シリーズ」として
半分は阪神本線の武庫川駅を描いておきました。

同駅はホームがどんどん伸びて、文字通り武庫川に掛かる鉄橋の上
にある駅としても知られています。…景色は多分こんな感じでしょう。

そんな感じで描き終えたのが14時半ぐらい。予備的に予定している
山陰本線の来待駅は、宿泊地の米子市を挟んで更に西なんですが、
明るいうちに何とかなりそうなので、取り敢えず行ってみましょうか。

※→次回に続く

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