新・駅長日誌Ⅱ

昨今は近鉄特急の指定席もネットで買うのが当たり前になったワケ
ですが、ネットで買おうが駅の券売機で買おうが、繋がってる大元の
コンピューターは同一なワケでして、売り方のロジックが存在します。



…一般席の場合、特に希望しないと何故か数字の大きい号車の３Ａ
から売り始めるらしいんですよ。だからソレから遠い号車を指定すれば、
満席にならない限り空いてる事が分かってきましたクラ駅長です。

左の画像は、ある列車の発車３分前の席の埋まり方の様子ですが、
４号車と２号車では全然違うのが見て取れると思います。

そして窓割りも、進行方向に対して後ろに来るのが奇数か偶数かを
覚えてしまえば、視界も広く取れるワケですね。…同じ値段でもアタマ
を使えば、より快適に乗れるのが面白い所だと思います。

さて「大阪ひだ」ですが、定刻に岐阜駅の３番線に到着しております。



…ドアが開いて１回目の客扱いをした後、大垣方向にバックで戻るん
ですね。車内放送では再三案内されておりましたが、聞いてないヤツ
はとことん聞いてないだろうから、戸惑ったりするんでしょうか？

そしてホームから100ｍほど離れた位置に停まりました。
…ココは名古屋方向から来て、転線して折り返す快速電車などが入る
引込線でもあると思われます。

望遠で景色をがっつり切ってしまいましたが、もぅ少し周りの雰囲気
を残せば良かったなと後悔。



やがて名古屋方向から「ワイドビューひだ５号」が４番線に到着。
…定刻より４分ほど遅れておりました。検車係員と思しきおじさん
が停止位置へ誘導して、連結の準備作業を始めます。

…この人がワイヤレスマイクを持って案内放送までやってるのには
驚きましたが、コレぐらいの規模の駅なのにホームに常駐する駅員
さんは居ないのか？



そして大垣方向の引込線に居た「大阪ひだ」が４番線に転線して入線。
連結の作業に入ります。

…東北新幹線などでもそうですが、列車の分割併合の作業ってのは
普段は鉄道に興味のナイ人でも立ち止まって見てしまう物のようです。

「ソレ撮ってどうしますの？」って感じの若いお姉さんがスマートフォン
を構えてたり。特に一般的な「インスタ映え」ではナイでしょうに。

…Wikipediaで岐阜駅の配線図を調べてみるに、名古屋方面から来た
列車は３番線には直接入れません。大垣方面から４番線は、図を見る
限り不可能ではなさそうですが、何か事情があるのでしょう。



この日の名古屋発の「５号」は６両編成だったので、ココから堂々の
10両編成で高山本線に入ります。在来線の特急はドコでも短編成化
しすぎて迫力に欠ける昨今、なかなかの見物ではナイでしょうか？

目的地の美濃太田までは20分ほどですが、４分の遅れを引きずった
ままなので、４分遅れの到着でした。

元の到着時刻が10:31、観光列車「ながら」の集合時間が10:30なので
そのままでも１分遅れてます。…まぁ「遅刻したらアウト」って事もナイ
でしょうが、急いで長良川鉄道の乗り場へ行かないとね。

※→次回に続く

---

※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。