新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 鎧③

2020/08/30(Sun)

さて新たな報告です。世間の盆休み前の平日、やはり人が少なそうな
間隙を突いて、また中距離程度の地域にある駅ノートを描きに行く事を
思いつき、実行してきましたクラ駅長です。

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今回は山陰本線餘部です。…何れも兵庫県内なので3回は描き
たい地域なのですが、前回の訪問からそろそろ1年近く経ちましたので、
頃合いもイイかなと思いました。

まだセドリックエアコン壊れたまま修理には出してるが混んでる
らしい)の時期だったので、鉄道利用です。まぁ自慢する事ではナイか。
しかし「全部車で回ってるだろ?」思われてるフシがあるのは事実。

特急「こうのとり」普通列車を乗り継いで、午前中一杯移動でした。

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いつ来てもノンビリした雰囲気の無人駅ですね。
国鉄時代比較的早い時期無人化されたようですが、待合室
近年になって造られたであろうコンクリート製の物が建っています。

…今日はココ1箇所だけで香住の町へ戻って一泊し、翌日餘部
へ行く予定にしています。

この区間を走る普通列車の中で、何故か何駅か通過してしまう列車
(快速)が何本か設定されており、鎧駅もソレに含まれるので鉄道で
2箇所同時に
ハードルが高いのですよ。

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駅ノート地元の自治会が設置した物のようです。バックナンバー
恐らく全て単語カード用みたいなリングで綴じてありますな。

絵師さんの作品新規の物2点だけ確認出来ました。…人の事は
言えませんが、長くやってる人は概ね「いつもの感じ」になるようです。

所でこの駅は、現在は駅舎側の線路だけが残る棒線ホームの駅に
なってるんですが、反対側のホームからの眺めがイイので、そっちへ
通じる地下道残されています

地元の人海側から出入りするのにも必要なのでしょう。
…今回はソノ海側の斜面に、インクライン(ケーブルカーの一種)
残されてると聞きましたので、ソレを見に行く事にしました。

地下道を出て線路沿いに香住方向へ少し歩き、坂を下ります

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ホームからでも見える漁港の風景が、鎧駅見所の1つになってる
ワケですが、坂道を降りて行くと割と短距離で到着するようです。

現在はソノ坂道横切る格好で、上下にコンクリート製の構造物
見えました。崩土埋まってるので、全体像が良く分からない
のですが、コレの事でしょう。

漁港に上がった海産物を、斜面の上にある駅まで上げて、貨物列車
積み出すのに使われていたとの事です。

廃止時期不明ですが、同駅貨物の取り扱い廃止されたのが
昭和45年の事なので、使用はソレ以前の話だと思われます。

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斜面の上ホームの脇にある小さな倉庫状の建造物は、現在は
そのまま倉庫のようですが、位置関係からするとインクラインの滑車
などが入ってた物と言う事になりますか。今まで知らずに見てました

と言う事で、先程撮ってきた画像そのまま写して絵にしました。
実の所、現地へ来るまで何を描くか決まってなかったので、Wikipedia
を見直してインクラインの存在を発見した時は嬉しかったですよ。

お昼過ぎから夕方まで鎧駅に居て、そろそろヒグラシが鳴き始めた頃の
普通列車香住まで戻りました。当日はココで一泊の予定です。

→次回に続く



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No.518 駅ノートの記録