新・駅長日誌Ⅱ

そんな感じで備後庄原駅ですが、引き続き気が付いた点などを紹介
していく事にしますクラ駅長です。
 


先述の通り駅舎は大正12年の開業時からの物をつい最近リフォーム
した建物です。

市の中心駅と言う事で立派な建物になってますが、芸備線の運転
系統としては三次～備後落合の区間運転であり、列車本数はココで
三次方向へ折り返すものを入れても日に７往復なんですね。



…逆に元気なのが路線バスですよ。広島駅まで直通する高速バスが
１時間毎ぐらいに走っており、運賃も所要時間も鉄道より少し上回る
程度なんだそうで、こちらの利用客が圧倒的に多いと見ました。

隣の主要都市である三次まででもバスの方が便利なようです。
また以前は徒歩１分のバスセンターから発着してたのが、ロータリー
を含めて駅を整備したので乗り場まで直結してしまったようです。

…関東や関西の大都市近郊で暮らしてると分かりにくいですが、最近
の地方都市って大抵はこんな感じじゃナイのかな？



駅ノートが置かれている待合室は、正面から入って左の部屋です。
…やはりＪＲではなく市の管理なようで、利用出来る時間に制限が
ありますね。要は駅ノートも解放時間内のみの公開になると言う事。

上の説明書きに列車だけでなくバスやタクシーの絵が描いてある通り、
バス待ちの利用客の方が多いように思いました。…バスの運転手さん
が「○○行き、発車しますよー。」とか呼びに来たりして。

しかしテーブルと椅子と空調設備が完備しており、設置環境としては
最高クラスです。…全部がこんな風だと快適なんですけどね。



駅ノートの最初のページに、設置者と思われる方の書き込みがあり
ました。何れも市や関連団体の方のようで、公式設置だと伺えます。

表紙には「大切に扱って下さい」との旨があるだけで内容までは限定
されておらず、子供さんの絵なども描かれてたりします。

…ソレに対する反対意見と擁護意見があったりして、ネットの掲示板
が普及する前ってこんな感じだったなと思い出しました。

「子供が描いてる絵なら…」とありますが、駅ノート絵師(笑)は大部分
がオッサンです。コレも許して貰えたら有り難いのですが。



…と言う事で色々やってるうちに夕方になりました。当日の泊まりは
三次のα-1です。三江線の乗り潰しで三次に来た時に早朝に車で
新見まで来て芸備線に乗り、ココで朝食だけ頂いた覚えがあります。

そして今回の旅を計画した時、行路を組んで諸々の手配を済ませ、
ふとネットの報道を見たら年末年始のGo to キャンペーンが中止
される事を知ったんですよ。ホントにギリギリでした。

…まぁ感染症の拡大防止の観点からは自粛した方がイイだろうけど、
旅行自体が禁止ではナイので、キャンペーンが無くても行きたけりゃ
行きますけどね。

そんな感じで翌日は福塩線を、備後矢野～中畑と辿りながら福山まで
戻ります。こちらは約11か月ぶり、２度目の訪問になりますね。

※→次回に続く

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