新・駅長日誌Ⅱ

さて飯田線中部の駅ノート旅ですが、２回目の最終日は中井侍駅です。



…こちらも沿線屈指の秘境駅だと言う事で、事前に色々と調べたん
ですが道路が通じているのか否か微妙な所なんですよ（行けたと
しても駐車スペースはあるのか？）。なので鉄道利用です。

前回の田本駅と同じように天竜峡駅まで車で行って、無料駐車場を
使う事にしましたクラ駅長です。

…同駅を含めて今回廻った４駅は全て、天龍村と言う自治体の中に
あります。ココがは長野県の最南端に位置すると言う事で、中井侍駅
が長野県内の飯田線で最南端の駅になるのだそうです。



…なるほど、隣が小和田駅だからもぅ静岡県ですね。
山間部のように感じますが、この付近は長野県では最も標高が低い
所（289ｍ）なのだそうです。…長野県ってドレだけ高いねん？

立地条件としてはコレまた田本駅に似たような感じで豊橋方向に
向かって左側に山の斜面が迫り、右側に天竜川が流れている狭い
地形の所にある駅でした。

…自粛ムードは別としても、18きっぷシーズンでもない冬場の平日
だから誰も降りないし誰も乗って来ません。現場ではマスクなんか
ナシでも誰にも迷惑は掛からないでしょ。



駅の飯田方向は、すぐがトンネルです。
ホームを歩いて調べてみた所、双方に出入口があって飯田方向へ
なら何とか車でも来れそうな事が判明しました。

そして豊橋方向から狭い路地を登る途中に１件の民家があります。

この付近は山手の方向に茶畑が広がっており、緑茶の生産が盛ん
な所のようです。なのでココのお家では新茶のシーズンに限って、
地区の色んな農家で栽培したお茶が頂けるカフェを営業するそうな。



扉のない待合室があり、駅ノートはココに置かれています。
設置者＆管理者は先述のお家のようで、当地のお茶に関する案内
書きも同じ箱に入ってました。

最新の物とバックナンバーが１冊、それ以前の物は管理者のお宅
で保管されてるようです。…古い物にも興味はありますが、時間が
限られてるので今回はヤメておきましょう。



見れる範囲で見れたのが左の感じでした。…ひさの先生の作品が
何故か一部切り取られてます。残念な事をする奴が居るもんだ。

と、か～み～さんのは例によって「ゆるキャラ」とされてますが
シルエットなのでユルいのかどうかすら謎です。

私のは行く前から考えてたネタですが「中井侍」と言う変わった地名
に関してです。…ネットで調べた所、幾つかの説が載ってたんですが
総じて、「詳しくは不明ですが」と言う一節が付くようです。

取り敢えず「○○侍」と聞いて思いつくのが「桃太郎侍」と「ぜんまい
ざむらい」かなと。…後者はＥテレで放送さてた子供向けのアニメで、
家族が居た頃によく見てたんですよ。

と言う事で２回に分けて行った長野県内の飯田線は千代～中井侍
の９駅が描けたので、静岡県の小和田・大嵐と併せて秘境区間の
設置駅は全て達成です。

…飯田線はあと、カナリ北に飛んで田切と言う駅が残ってますね。
ソコまでになると川岸や信濃川島などの東日本エリアに近くなり
ますから、その辺と併せて後日の課題としておきます。

結果的に全ての駅が寒い時期になりましたが、何とかなるもんです。
しかし飯田線は夏場の方が旅情的にイイ雰囲気かも知れず、２巡目
は夏場に回れるように計画してみましょう。

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