新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

「つどい」ビール列車 ④

2019/06/15(Sat)

…少し前に美作千代駅の回で書いた久米仙人のお話ですが、コレ
には続きと言うか省略されてる部分があるんですよ。

若い女性のナマ脚に興奮して墜落した久米仙人は、その娘さんと結婚
して一般人として暮らしてましたが、奈良の都大規模な工事があり、
材木を運ぶ仕事に携わる事になるんです。

…ソコで彼が元仙人だと知ってる同僚から「仙人なら神通力で材木を
運んでみろ」と揶揄われ、一週間必死に祈り続けた所、見事に材木が
空を飛んで
都まで移動したと言います。
 
そしてソレを見た上司の役人から褒美を貰い、その資金で久米寺
建てたそうな。…めでたしめでたし

しかしコレ、神通力云々より娘さんと結婚した辺りに無理があるような
気がしますクラ駅長です。女性の立場からするとキモい爺さんじゃん。

さて観光列車「つどい」によるビール列車ですが、大阪線を相変わらず
退避しまくりのスローペースで進んでおります。

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弥刀は通常、普通電車しか停まらない駅ですが、通過待ちのための
副本線があります。ウロ覚えですが車両の方向幕にも全く使わないけど
[普通|弥刀][準急|弥刀]が入ってたような気がしますよ。

通過列車特急のようです。全席指定が基本の近鉄特急は、ラッシュ
時間帯
には通勤ライナー状態で、ソレなりの需要がありますね。

…私も大阪通勤してた頃よく乗りました鶴橋を出た途端、車内の
其処彼処で「缶ビールを開ける音」が聞こえるんです。

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車両基地のある高安にも待避線があるから、ココでも停まりました
窓が開かないから、車内灯などの写り込み鬱陶しくていけません。

そろそろ弁当完食する頃なので、コンビニで買ってきたアテを用意
しておきましょう。…炭水化物腹を満たしておかないと悪酔いする
危険性があるもんですから(既にカナリ来ておりますが)。

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奈良県に入ると、五位堂でも待避線に停まります。…めっきり少なく
なったソラリー式の発車案内が残ってますが、表示は「貸切」だな。
確認はしてませんが、高安ココ乗務員さんが交代してる筈です。

大阪線緩急接続退避可能な構造の駅としては、次は大和八木
になりますね。…しかしビール列車大和八木経由せずレアな
渡り線
を通って橿原線に乗り入れる事になってます。

…ずっとビール列車乗りたかった理由として、実はコノ渡り線
「実際に列車で走ってみたい」と言うのがあるんですよ。

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大和八木駅南西側にある渡り線は、昔(戦前ぐらいまで)大阪
から橿原神宮への直通列車が走ってましたが、現在は今回のような
臨時列車の他、南大阪線の車両を検査五位堂工場回送する時
にのみ使われています。

…つまり営業列車が入る事は滅多にナイので、私も今回が初体験
なるワケです。しかし夜間の事であり、ビール飲みっ放し酔っ払って
ますから、画像を見ても何の事やら分からないでしょ?

そう言う事態を想定して、事前にコノ近辺を昼間に取材してきた分が
ありますので、続いてソレを紹介しつつ詳しく説明する事にしましょう。

→次回に続く



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No.76 乗り鉄日誌>大手私鉄