新・駅長日誌Ⅱ

そんな感じで群馬県横川の碓氷峠鉄道文化むらを見学した後、バス
で碓氷峠を越え、長野県小諸市に宿泊しておりますクラ駅長です。



今回のホテルは駅の間近にある古めかしい所でした。…まぁソレなり
に安いしネット予約が出来てWi-Fiが使えればドコでも構いません。
今回はココで３泊します。

ただ小諸と言う所は駅前にコンビニが無くて困りました。
周辺に何軒かあるものの、１km弱離れた所ばかりで、疲れた状況で
夕食の買い出しに行くのが大変でしたね。

…２日目から小諸へ着く前に買っておくと言う事を学習しました。



しかし駅にある無人販売所のトマトジュースが、トマトピューレかと
言うぐらいカナリ濃くて美味かったので、滞在中は毎朝買ってました。
昔のバスの運賃箱みたいな所へセルフで代金を入れるんです。

さてココからは小諸周辺の駅ノートを巡る旅です。…小諸駅からソレ
ほど遠くない範囲に６箇所の設置駅があるワケですが、この付近の
小海線は駅間も短かく、大抵が１kmほどで次の駅に着きます。

コレなら車は要らない（てか邪魔になる）もんで当初は観光案内所で
レンタサイクルを借りて動く予定だったんですよ。しかし案内所が開く
のは9:30からであり、早く起きたからソレまでの時間が勿体無い。

…近い範囲とは言え日に３箇所回る必要があるから、１つでも先に
済ませておこうと小海線の始発列車で次の東小諸へ行ってみました。



小海線は小諸を出ると東小諸と次の乙女の先ぐらいまで、信越本線
（現在のしなの鉄道線）と平行して走ります。

このような状況の場合、支線側だけ駅が多いのは時々ある話ですが、
小海線の当該区間の前身である佐久鉄道は、大正４年に軽便鉄道と
して始まった事に由来するのかも知れません。

そして東小諸は国鉄になった後、昭和27年に追加された駅だそうな。

…てか今回の記事はタイトルからして「出落ち」な感じなのですが、
待合室を見てみたら駅ノートが入ってるであろうファイルに、右の
ような告知文が入っておりました。平たく言えば空振りです。

先に言ってしまうと小諸市の教育委員会が同市内の無人駅５箇所
に駅ノートを設置したものの、謎のウイルスの影響で一時的に回収
されてるのだそうです。



東小諸に上記のような告知文はあっても、現場では他の駅の事まで
分からないので、取り敢えず次の乙女駅へと向かいます。

歩いて20分ぐらいの感じでしたが、ココは周辺の地名からして「乙女」
なんですね。…住民でもオッサンだと、何かの書類に住所を書く時に
恥ずかしいに違いない。

先述の通り小海線と信越本線はコノ付近まで平行して走ります。駅の
すぐ横が道路跨線橋だったので、状況を上から見る事が出来ました。

…西村京太郎氏の推理小説ネタで、殺したい相手を乙女駅のホーム
に立たせておき、信越本線を走行中の列車内から銃で狙撃する話が
ありましたね。

窓が開く車両なら物理的には可能だとしても、流石に周囲の乗客に
気付かれるでしょ。…てか「停車駅の小諸に近いから列車の速度も
落ちる」と言うのなら、東小諸の方が確実だと思うんですが。



その道路跨線橋から直接駅へ入れるようになってました。

まだ朝の７時台だからソレなりにラッシュ時間帯であり、意外と本数が
多く走ってます。この辺りの小海線は車掌さんが乗務してる事が多く、
この列車の車掌さんは若い女性…まさに「乙女」でした。

…既に落ちはバレてしまいましたが、一応駅ノートを探してみましょう。

※→次回に続く

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