新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 西岸③

2021/12/09(Thu)

さてのと鉄道駅ノート3巡目ですが、続いては西岸駅です。

…周知の通りアニメ「花咲くいろは」に登場する駅として有名になった
所ですね。私はアニメに関する知識皆無ですが、駅ノートを扱う前
にも訪れた事があり、馴染み深い所になりましたクラ駅長です。

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こちらは古い木造駅舎の残る駅です。…作品そのもの見た事ナイ
のですが、中途半端改修された建物より絵になるのでしょう。

例によって「花咲くいろは」聖地としての性格が強い所で、駅舎内
には同作品のポスター資料などが多く貼られています。…今年で
放映開始から10年だそうですね。人気衰えてナイのでしょう。

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初めて見たような気がするのは左の鉄道
写真ですよ。同駅周辺の駅を撮った物
ですが、何枚か蒸気機関車時代の物が
混じってるのがミソでしょう。

七尾線能登線に関して具体的にドノ
ような形式が使われてたのか考えた事
無かったんですがC56か。線路の規格や
輸送量から考えれば妥当な感じでしょう。

旧型客車グリーン車が写ってますが、
グリーン車と言う名称四つ葉のマーク
が制定されたのは昭和44年の事です。

…調べてみるに同区間グリーン車を連結した列車と言うのは意外
少なく「きたぐに」に併結されていた「奥能登」キハ58系だから
もしかしたら81系のお座敷列車かも知れません。

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そして時代を反映してか、駅舎内
抗菌処理が施工された事示す
証明書が貼ってありました。

…コレは他の駅にもあったかな?

西岸だけが施工対象に選ばれた
とすれば、他駅よりキモヲタ多く
立ち寄るからだろうと推測します。

初めて見る方向けに、ホームの様子なども紹介しておきましよう。

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こちらも2面2線交換可能な駅ですね。…つまり同区間内交換
設備有しないのは笠師保だけと言う事になりますか。路線延長
割に駅数が少ない事も関係しているのでしょう。

そして「花咲くいろは」に登場した「ゆのさぎ」と言う駅名票が再現
されています。

映画のロケに使った小道具を貰ってそのまま展示してある例は
よくありますが、アニメだから画面に出た物は実在しないでしょ。
つまりソレに似せた実体ワザワザ作ったと言う事になりますな。

ちなみにロケ地としてはココは駅だけで、舞台となる温泉地は全く
別の所にあり、直線距離で約70km離れています。

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放映開始から10年と言う事で、駅ノート設置から10年、冊数で
言えば40冊を数えるようです。…アニメの聖地巡礼をネタにした
町興しとしては最も有名な所じゃナイかな?

コレも前日に田鶴浜で聞いた話ですが、最近ある大学の学生さん
がソレに関して「研究したいのでアンケート置かせて欲しい」と依頼
に来た事があったようです。

絵師さんの作品新作が3点ありました。…ルミナさん(右下)は
時々のろを登場させて下さいますが、私が描くやつより脚が長くて
スタイルがいいのですよ。

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3度目なので「花咲くいろは」飽きてきました。駅から500mほど
離れた所にある「明治の館」と言う古民家を描いておきましょう。

古くからコノ辺りの庄屋だった室木家の住宅跡で、現在は七尾市
寄贈されて文化財として保存されてる建物のようです。

民家文化財指定を受けると、勝手に修理とか出来ない不便だと
聞いた事があります。一般公開もされてるらしいんですが、何故か
当日は閉まってました

「花咲くいろは」から離れようと思ったんですが、ぱの&てん
前回の衣装気に入ったようで意味なくコスプレ

では続いて2日目3駅目笠師保駅に向かいましょう。…今回は
ココで昼食も予定しているので、楽しみなのですよ。

→次回に続く



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No.984 駅ノートの記録