新・駅長日誌Ⅱ

そんな感じで小海線の松原湖駅に到着しましたクラ駅長です。



…松原湖も割とメジャーな観光地だと思うんですが、その割に規模
の小さな駅ですね。駅舎もなく交換設備もナイ棒線ホームに比較的
新しい待合室が１つあるだけの駅でした。

小海線と平行して走る国道141号線から、坂を降りた所にあります。
…国道添いにはドライブインもあるんですが休止中のようでした。

横を流れるのは千曲川、この辺りは上流域なのでしょう。駅の標高は
986ｍで、日本で９番目に高い所にある駅だそうな。



待合室は扉のナイ構造で、公園の東屋みたいな規模の物です。

駅ノートはバックナンバーを含めて５冊ほどあるんですが、コレは
管理者が知られており、駅のある自治体…小海町の農産物直売所
が設置した物なんだそうです。

…だから私は駅に直売所が併設されてるような感じを想像して
たんですが、ソレ自体は更に数キロ先（北）にあるそうな。今回は
無理のなで実際にココへ行くのは次回の課題にしておきましょう。

そしてソノ管理者さんからの注意書きがあったんですが、駅ノート
のページのうち絵師さんの作品だけが何者かに切り取られると言う
事件があったようなんです。

…持って行ってどぅするんでしょうね？如何に上手い人の作品で
あっても金銭的な価値は殆どナイので、もしかしたら嫌がらせ？



ホームにはプティリッツァと言う妖精の人形が置いてありました。
250年ほど前から御当地に住んでるそうな。江戸時代中期にしては
西洋風な感じですが、いわゆる「第六感」が優れてるのか。

…「自分さえよければいい」と言う考え方最も嫌う？
駅ノートの絵が盗まれるような環境とは相反する話なので、恐らく
コレは余所者の仕業なのでしょう。



それでも何点かの作品が残されています。…コピーをラミネート加工
した物は、管理者さんが画像データとして持ってた物を印刷したんだ
そうで、直描きの物はソレ以降の作品なのでしょう。

大抵の絵師さんは自分の作品をスキャナで記録してデータで持ってる
筈ですから、当人が失踪とかしてナイ限り、呼び掛ければ集まる、
復元出来るような気はします。

それと何故か古い硬券を沢山貼ったページがありました。…見れば
全国各地にバラけてるんですが、１人の人が集めた物なのかしら？
しかしこう言う物は何故か盗まれないのだな。



さて私は、先程見てきた松原湖の風景を描いておきましょう。
…但しコレはネット検索で出て来た、紅葉が最も豪華であろう時期
の画像ほ参考にしています。

そして松原湖には「北風小僧の寒太郎」の歌碑があります。NHKの
「みんなのうた」で長く放送されてるから大抵の人は知ってるでしょう。
…作詞者が冬の松原湖をイメージして作った歌だそうです。

描き終えた所でお昼になったので、小淵沢で買ってきた駅弁で昼食
にします。山賊焼き弁当と言う物でした。

…だから山賊の皆さんは鶏に衣を付けて揚げると言うような面倒な
調理法は取らないと思うし、揚げ物だから「焼き」は変なんですが、
美味かったからヨシとします。

午後は少し戻って、次の目的地である佐久広瀬駅に向かいます。

※→次回に続く

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