新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

雪月花 ③

2021/11/30(Tue)

さてえちごトキめき鉄道「雪月花」ですが、二本木駅スイッチ
バックに差し掛かっており、引込線に入ってバック運転ホーム
向かっております。

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観光列車スイッチバック。と言うのも色々と体験しましたが、ココ
では運転士さんは車両を移動せずアテンダントさんが窓から顔を
出して後方を確認しつつバック運転です。

…移動時に拍手で送られて。と言うのも一般的には恥ずかしい話
だろうから、この方法もアリかなと思いましたクラ駅長です。
ちなみにココは、普通列車でも運転士さんは前後を移動しません

二本木では21分停車なので、地元の観光協会の方やソノ周辺
解説をして下さいます。私は過去に来てます参加しました。

隣接する日本曹達の工場最盛期には日に何万人もの乗降客
あり、入口と出口を分けて捌く必要があるほどだったそうな。

ホームと駅舎の連絡地下道なのは、跨線橋だと空襲の際に危険
だからワザワザ作り変えられたとのお話でした。そりゃ知らなんだ。

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駅舎は同路線で唯一開業当時から残る建物で、2019年文化財
指定を受けています。…駅が文化財になるのも珍しい事ではなく
なりましたが、プレートがまだ新しいですね。

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説明の合間に抜け出して、併設されている喫茶店「さとまるーむ」
覗いてみました。ココには駅ノートが設置されている筈です。

以前は店外の待合室にあったのが盗まれたので、新たに置かれた
際に当時の管理者さんに「店内に置いたらどうですか?」と進言した
のはなのですよ。実際、同条件の駅ノート各地に存在しますし。

あれから1年少し経ち、店内に置いた事で書き込み数は減ったよう
でしたが、平和に残っておりました。

…先日ある絵師さんがソレを知らず夜間に行き、閉店後描け
なかったらしいです。私は変更点も正確に報告した筈なんですが、
ウチの情報ミュートにしてるとコノような目に逢います

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一通りの説明を聞き終えてホームに戻ると、コレまた地元の方
グッズや特産品の販売を行なってました。

グッズ残ると面倒な部分もあるので、消え物(飲食物)の方が
であり、ほおずきサイダーと言うのを購入しました。列車内には
飲み物が沢山ありそうなので、コレは持ち帰る事にしましょう。

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そんな感じで二本木を発車、先程のスイッチバックを左手に見つつ
勾配を登り、妙高高原に向かいます。

…そろそろお料理が配られる頃ですね。今回は車を運転する事も
ナイので久し振りに昼間から酒にしようと思い、ファーストドリンク
シャンパンを注文しました。さて、中身はどんな風なのか…。

→次回に続く



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No.975 乗り鉄日誌>第三セクター路線

雪月花 ②

2021/11/29(Mon)

そんな感じで上越妙高駅を発車した「雪月花」ですが、車内の紹介
更に続けて参りますクラ駅長です。

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まず1号車ですが、先述のようにカウンター席が主体で主に1人客用
として作られた物だと思われます。

往路便上越妙高を出た時点で進行方向の右側に向いたカウンター
2列左側一段高くなってます。コレは妙高山日本海常に
こっち側に来る事を考慮した配置なのでしょう。

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1号車車端部2号車には、2名~4名のボックス席があり、ココ
グループ客用でしょうね。

ネットで同列車を予約をした時、私は1名だからまずカウンター部分
の空席が表示され、そこから選ぶ感じになってました。

ざっと見た感じ当日定員の40%程度の乗車率であり、2列目
カウンター席
全て空いてるようでした。…だから途中でも色々と
撮れたワケですが、この程度なら「密」にもならずより快適です。

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1号車デッキにはトイレと洗面所などがあります。…間接照明
多用したお洒落な空間になってますな。トイレは今時のバリアフリー
なタイプで、新車だから自由にレイアウト出来た感じがしました。

昔ながら金属製の和式便所を楽しみたい方は「国鉄急行」
に乗ればいいワケで、図らずも面白い対比になったもんです。

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観光列車にお約束の名産品紹介コーナー?もあります。
小さな穴が幾つも開いたケースの中を覗き見るような感じになり
ますが、絵ハガキ食器等のグッズ購入可能なようですよ。

…日々描いてる駅ノートの絵評判になり、このようなグッズの
依頼は来ない物か?と時々妄想するんですが…無理?

のろ木村の飼い猫だから向こうにも話を振り「クラさんありがとう」
と言わせれば勝ちかなと。「まだそんな事を…」と言うのはナシね。

カウンター付近記念スタンプがあり、貰ったパンフレットにソレ用
のスペースがあったのに、興味がナイから捺してくるの忘れました

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そうこうするうち列車は二本木駅に到着です。ココは妙高高原方面
へ向かう列車はホームに入る前スイッチバックを経由します。

「雪月花」でも見せ場の1つになってるようで、アテンダントさん
による詳しい解説を聞きながらの通過になりました。

引込線にあるスノーシェードはカナリの年代物だった筈ですが、
展望室の大きな窓から見るのもミスマッチで面白いですね。

→次回に続く



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No.974 乗り鉄日誌>第三セクター路線

雪月花 ①

2021/11/28(Sun)

と言う事でえちごトキめき鉄道2日目ですが、観光列車「雪月花」
に乗るべく上越妙高駅にやって来ましたクラ駅長です。

外観や車内の写真を撮って、ゆっくり乗るにはホームでの停車時間
長い方がイイんですが。単線区間の途中駅なのでソレほど取れ
ないようであり、6分程度の間に色々と済ませる必要があります。

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…と言うかデビューして5年と言う事で、車体の外観過去何度も
撮っていますET122型の1000番台と言う気動車の2両編成で、
この手の観光列車にしては珍しく新車として製造された車両です。

走行機器などは一般用のET122型と基本的には同じだそうな。
新車だからデザインも自由に出来たのでしょう。前部側面大きな
になっており、車内からの眺めも良さそうですね。

正式には「えちごトキめきリゾート」と言う冠が付くようです。
デビュー翌年の2017年鉄道友の会「ローレル賞」を取ったのか。
…てか鉄道友の会まだある事の方が驚きですが。

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先述のように直江津方面行きのホームには快速運用国鉄急行
が入り、「雪月花」並びました停車時間短かいのでホームの
端まで行ってると乗り遅れる恐れがあり、左の感じで精一杯でした。

恒例のスタフ盗撮ですが、まずは約1時間掛けて妙高高原に向かい
ます。…一般的な普通電車約30分なので倍近いんですね。
スイッチバック二本木駅約20分の停車時間を取ってあります。

観光列車なのに「車掌乗務省略」ワンマン運転なんですね。
その代わり当然の事ながら複数名のアテンダントさんが乗務します。

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では車内の紹介です。実の所、私は扉が開いたらすぐ乗り込んで
車内の画像を撮る事にしています。外観は後で何とでもなるので

大抵の人は先ず車体の外観気を取らるからので、その隙
真っ先に乗り込んで誰も居ない車内を撮るのが恒例になりました。
発車後だと、人を入れないように工夫しても色々散らかってるし。

まずが最初に先頭になる1号車です。カウンター席がメインで
配置されており、概ね1名客こちらのようです。…私もね。

2号車ボックス席メインのインテリアで、グループ客向けですね。
双方とも奥手の運転席近くハイデッカー構造になっています。
スマートフォン広角レンズがあると車内撮影に便利ですな。

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2号車連結部バーカウンターがありました。…飲み物の追加も
基本的には座席でオーダー出来るのでココは車内サービスの基地
みたいな使われ方なんですが、お洒落なデザインですな。

そんな感じでようやく発車しました。…程なく通過する新井駅では
駅員さんが手を振ってお見送り。この光景も観光列車の定番です。

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2号車ハイデッカー部分指定席別枠で売られてて少し高い
ですが、1号車のソレはフリースペースです。

料理が出て来るまで延々と居座って動画を撮ってるおばさんが
居ましたので後の区間で撮った物も含まれますが、流石に見晴らし
がイイですね。運転席との仕切り開け放してあります。

そんな感じで始まった「雪月花」の旅ですが、ずっと楽しみにしてた
ので隅々まで見逃しのナイよう記録して帰る事にしましょう。

→次回に続く



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No.973 乗り鉄日誌>第三セクター路線