新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

やずミニSL博物館 ②

2022/07/23(Sat)

では前回に引き続き鳥取県八頭町やずミニSL博物館館内
紹介して参りますクラ駅長です。

係の方が展示されてるミニSLを指して「こう言うの、お持ちだったり
します?」と声を掛けてきました。そこで「はい、ウチにも何台か。」
返して来る客何人ぐらい居るものなんでしょう?

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…実際の所ミニSLってのは一般的には、鉄道イベント子供用に
走ってる所ぐらいしか見る機会がないワケですが、キットとして
商品化されてる物だけでも結構な種類があるもんですね。

日本の機関車だけでなく、イギリスやドイツなどの外国車を模した
もあるようですが、頂いたパンフレットによると製造元日本の
会社のようです。

…ちなみに今、Amazon「ミニSL」を検索してみたら、Zゲージ
C11型が1両と、残りはエロ系のコスプレ衣装ばかりと言う結果に
なりました。やはりそぅ簡単には入手出来ない物のようです。

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実物の機関車の物としては前照灯ナンバープレートなども展示
されています。あと奥手の方にアタマだけ写ってますが、若桜鉄道
気動車から外した物らしいクロスシートが何点かあります。

水戸岡化した時に出た余剰品だと思われますが、予算的に逼迫
してるなら売ればイイのに高値で買う物好きも居るでしょう。

あと変わった所では、SLの走行音を録音したレコード盤が展示
されてました。…今だったらYouTubeなどで簡単に聴けるであろう
所が、レコード盤って所に時代を感じます

てか客が「聴きたい」と言ったら聴かせてくれるんでしょうか?
そもそもレコードプレイヤー用意されてるのか謎ですね。

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…そんな感じで私が見学してると、係の方がしっかり「改修中」
書かれてるHОゲージ無理矢理に動かして下さいました。

私はソレには疎いのですがカナリの年代物と見ました。HОゲージ
は確かに魅力的ですが、製品化されてる車両も限定的だし小物類
少ないですよね。やはり日本ではNゲージが最強かと思います。

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所でココに来た時から気になってるのが、この関係者とも一般客とも
思えない人たちです。平日なので空いてますが、私のような見学者
も何人か居るのに、周囲を完全に無視する感じで動いてますな。

聞くと翌日の朝NHKの情報番組ココからの生中継をやるとかで、
そのスタッフさんたち機材のセッティングリハーサルをしてると
言うお話でした。

NHKのスタッフと言えば、当日の少し前に尾瀬湿原の遊歩道
一般の観光客完全に足止めして旅番組のロケをやってた事が、
ネット上で叩かれてました。なるほど、充分にあり得る話だわ。

番組には八頭町のキャラクター「やずぴょん」も出演するようです
スタッフレポーター屋内でリハーサルを始めたので、1人
汽車に乗ったまま放置されていました。…何となく可哀そう

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そして先程のレコード盤の近くに、訪問者用のノートが置かれてる
のを発見してしまいました。

…既に閉館時刻過ぎてますが、NHKの連中が居るので閉めるに
閉めれないらしく「別にイイですよ」と言われました。折角なので
一筆描いていく事にしましょう。

とは言え長居は無粋だし絵の道具車に置いたままなので、今回も
10分クオリティーです。駅ノートの枚数にも含めません
…最も単純な構図分かりやすい設定で、右の感じになりました。

まぁ1台300万円以上と言う価格も然ることながら、コレ1台買っても
走らせる場所はどぅするのか?と言う事で、一般家庭では所有が
難しいと思われます。素人メンテナンス出来るとも思えませんし。

そんな感じで日帰りながら、思いがけずネタが拾えた若桜鉄道の旅
でした。…横暴なNHKもたまには役に立つようです。

では次回から、長野県飯田線沿線駅ノート2回目に移ります。
いよいよ秘境駅区間に分け入って行きますよ。




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No.1210 鉄道保存施設を探る

やずミニSL博物館 ①

2022/07/22(Fri)

そんな感じで若桜鉄道 若桜駅続きからなんですが、駅の奥手
ある「道の駅 若桜」の敷地から引込線に留置してある12系客車
よく見えそうなので、ついでの事に来てみましたクラ駅長です。

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木村鉄道社員旅行でココに来たのは6年ほど前の事ですが、
その時に休憩と昼食この車両を使わせて貰ったんですよ。

当時から高年式の中古車だったものの、まだ塗装もキレイ「充分
に使える」雰囲気だったんですが、カナリ荒れ果ててしまいました。

大井川鉄道などと同じで、整備する予算や人手捻出出来ない
のだと思われます、勿体ない話ですね。

ともあれ若桜駅に関してはコレで終了です。同社路線もぅ1つ
ノート設置駅である隼駅は予定枚数を終えてますので今回は通過
なのですが…近くに1つ、見所があるのを思い出しました。

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隼駅から数km離れた船岡竹林公園に、5年ほど前から「やずミニ
SL博物館」と言う施設がオープンしたんです。

隼駅と言えばスズキ大型バイク「隼」に乗るライダーさんたちの
聖地として知られており年に一度全国から同種のバイクが多数
集まる
イベントが開催される事でも知られています。

元は駅前広場収まる程度の台数だったのが段々と数が増え
収容しきれなくなって現在では同公園で行われてるワケですが、
コレまた10年ほど前木村イベントで来た事がありました。

…と前置きが長くなりましたが、当時は無かった施設です。

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ココは全国的にも珍しい「ミニSLだけ」を集めた博物館だそうで、
冬季は閉鎖されるので今回初めての訪問となりました。

実物の車両は建物の裏手に有蓋貨車が1両あるだけ(写真忘れた)
ですが、20両近くミニSLが集められています。
建物実物の機関庫をイメージしたようなデザインでイイですね。

平日閉館15時であり、既に14時を過ぎてますから急いで見学
する事にしましょう。

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ミニSLと言うのは、よく鉄道イベントなどで広場線路を敷いて
子供向けに走らせてるアレの事です。

大きさは概ね本物の1/8.4と言う(中途半端な)サイズの物で、実物
と同じように石炭で罐を焚いて蒸気の動力で走るのが特徴でしょう。
鉄道模型はどぅ頑張っても偽物の動力ですから、ソコの差ですよ。

館内は広いスペースになっており、転車台を中心に何両ものミニ
SLが並んでてます。そして庭に円形の線路があり、休日には
ココで実際に列車を走らせ乗る事も出来るそうな。

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周知の通り私も鉄道模型は少しばかり嗜みますが、ココまで来ると
流石にかけ離れた世界であり全く知識が無かったんですが、完全
手造りの物もあればキットとして商品化されてる物もあるそうな。

スタッフの高齢男性によると、地元在住中村さんと言うコレクター
(故人)が、手持ちの車両15両をココ(八頭町)に寄贈した事から
始まった施設だそうです。

キット安価な物でも1台300万円程度、右のD51型中村さん
完全な手造りで、コレが約600万円掛かってると教えて頂きました。
…やはり一般的な模型鉄とは全く違う世界のようです。

では引き続き、同博物館内見学していく事にしましょう。

→次回に続く



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No.1209 鉄道保存施設を探る

加太サロンを更に探る

2022/06/10(Fri)

そんな感じで今年の4月から復活した関西本線加太(かぶと)駅
新たに設置された駅ノートを描いたんですが、引き続き同駅の観光
発信スペースである「加太サロン」を探っておりますクラ駅長です。

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まず駅舎に向かって右側にあった劣悪なトイレは完全に撤去されて
ました。…過去にあった駅ノートが今回の件とは別に一時行方不明
になり、ある絵師さんが探した結果ココから発見されたのですが。

その代わり、駅舎内の端…反対側に男女別バリアフリータイプの
新しい物が作られています。最近は公共施設ならこれぐらいのレベル
でないと厳しいでしょうね。

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先述の通り元の駅務室「加太サロン」としてリニューアルオープン
しました。詳しくは知りませんがコノ付近も山地なので林業が盛ん
なのだと思われます。木材を多用したレトロなインテリアですね。

色付きのガラスが何とも昭和初期な雰囲気です。知らんけど

出札窓口があった部分はリフォーム以前シャッターが閉まった
状態しか見た事が無かったんですが、恐らく有人駅時代のガラス
会話する部分の丸いやつ(正式名称不明)が残されています。

内側にある引き出しなども現役当時の物なのでしょう。…開けて
みたけど何も入ってませんでした。

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館内には資料として蒸気機関車時代の写真が飾られており、今回
は時間がなくて開きませんでしたが写真集なども置かれていました。

管理者地元のお年寄り(当日居たのは延べ4人の男性)ですが、
恐らくは私の親より少し若い世代…70代の皆さんだと思われます。

平日でしたが何人かの見学者があり、取り敢えずはココが開設
された経緯などを説明されてました。

…まぁ全員が鉄道に詳しいとも限らないようですが、若い頃なら
蒸気機関車当たり前だった時代の人たちでしょう。実体験だけ
でもソレなりに語れると思われました。

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小冊子などを置いてあるには25‰の勾配が再現されています。

道路だと大した事のナイ傾斜に感じられますが、摩擦係数の
少ない鉄道では結構な急坂である。と言う事は一般の人伝わる
んでしょうか?私が案内人ならその辺を強調して喋ります。

前回の記事の画像の中に写ってますが、大型のモニター画面
があり、ソレで地元の無形文化財だと言う民族舞踊のDVD
流せるようです。

管理者の1人が「退屈だからコレで普通のテレビも見たい」とか
言ってましたが、ソレはやっちゃダメだろうと思います。

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そして長く居座りそうな客には
コーヒー無料で提供されます。

…まぁインスタントなのは仕方ナイ
として「淹れた事ないので」
スプーンない状態で出てきました。

無料なのは間違いナイようですが、
管理者の爺さん自分たちでも飲み
つつ「1杯300円な」とか言ってます。

…出た。私が嫌い小銭に関する冗談
こちらは鉄道利用でもなく来た他所者だし、そう頻繁に訪れる所でも
ないので何も言いませんでしたが、やはり「こう言うセンスの所」か。

古い駅舎リフォームされ、地元PRの発信基地として機能して行く
のは良い事だと思いますが、個人的には全く無人の空間勝手に
絵を描いてる方が気楽なのですよ。

しかし人目が常にある所管理されてる駅ノート荒れません
またこの雰囲気では無駄に巨乳萌えキャラエロ絵描きにくい
と思われ、平和に続いてい行くであろう事は確認出来ました。

では続いてもぅ1箇所最近になって復活が確認された駅ノート
紹介する事にしましょう。

→次回に続く



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No.1167 鉄道保存施設を探る