新・駅長日誌Ⅱ

そんな感じで四国は高知駅に来ておりますクラ駅長です。観光列車
「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」が入線してきました。

…上記の長ったらしい表記が正式名称のようですが、面倒なので
以下の本文中は電光掲示板や切符の表記に倣って「時代の夜明け」
と略す事にしましょうか。



それぞれの車両の特徴については以後の記事で詳しくやりますが、
使用車両はＪＲ四国のオリジナル特急気動車であるキハ185系の
２両編成です。

基本的には土日などを中心に土讃線の高知～窪川を１往復します。
月によっては月曜日にも設定されてたり、団体ツアー扱いで金曜日
にごめん・なはり線へ入線する行路もあるそうな。

12月は月曜日の運転があったので、例によって「平日が一番空いてる
だろう」と言う事で、13日の月曜日に予約を取りました。

２両ともグリーン車の指定席なのは他の「ものがたり」と同じですね。

…往路の下り便に「立志の抄」復路の上り便には「開花の抄」と言う
無駄に凝ったタイトルが付いてました。高知は幕末に、坂本龍馬など
血気盛んな志士が多く出た土地ですから、そのイメージでしょうか？



改造銘板は2020年、同社の多度津工場の作品です。この列車にも
無料Wi-Fiが装備されていますが、まぁソレ所ではナイでしょう。

車両正面のヘッドマークに相当する部分や、内装の随所に坂本家
の家紋がデザインされてました。時代劇などでよく見る物だから
興味のある方は見れば分かる物でしょう。

…下級武士の割りに凝ったデザインだなと思います。
そして車室の端っこに、小ぶりながら坂本龍馬の銅像がありました。
他ではあまり見ないポーズですね。



下り便の「立志の抄」は進行方向に向かって左側が海になるので
今回はココを取りました。外向きのカウンターになった１人席です。

…見晴らしが良さそうなのはイイけど正午過ぎだし天気が良すぎて
カナリ眩しいですね。高知駅に停車してる状態で、座った位置が丁度
路面電車の駅の真上でした。



そんなこんなで定刻の12時04分に高知駅を発車しました。

…手の空いてる駅員さんや沿線の皆さんが手を振ってお見送り、
ってのが最近の観光列車の定番の演出になりましたが、この列車
に関してはコレが矢鱈と多かったように思います。

程なくして左手に高知城の天守閣が見えました。…「こんなに線路
から近かったっけ？」と言う印象。他の城下町と間違えてるのかも。



そして観光列車の一番の楽しみである豪華料理が登場。「時代の
夜明け」に関しても、列車の指定席とは別注文になります。

高知の伝統的な宴会料理である皿鉢料理をイメージしてあるそうな。
…社員旅行の流れで高知に泊まった時に食って以来だな。

ドリンクも別注文で車内のバーカウンターへ買いに行きます。
発車直後は混雑するから、少し間をおいて買いに行く事にしましょう。
…その間に車内の撮れる所は全て撮ってしまいますか。

※→次回に続く

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