新・駅長日誌Ⅱ

さて因美線の駅ノートですが、津山駅近くで１泊した翌日…２日目は
知和駅からスタート致しますクラ駅長です。



最近はルートイン以外では朝食なしにする事が多く、７時にはホテル
を出て７時半には現地に着いておりました。

…前日の雨で湿度が高いのでしょう。津山も内陸部の盆地ですから、
うっすらと霧が出ています。こう言う日は日中に気温が上がってイイ
お天気になりやすいんですよ。

同駅もローカル線の標準的なサイズの木造駅舎の駅です。
45度に角度を付けた出札窓口が時代を感じさせるデザインですね。



ココは元から交換設備のない棒線ホームの駅だったようです。
…初めて見る冬場の風景ですが、やはり木の葉っぱが少ないので
寒々しく感じました。

ホーム上にも待合室があり、寒い時期に駅ノートを描くならココを
使えば扉が閉め切れてイイかも知れません。…駅舎の扉は開いた
状態のまま金具が錆びており、固くて閉まらないのです。



駅は無人化されてますが、元の駅務室は内部が見通せる状況で
残っています。時々地元の人が会合などで使うのでしょう。キレイ
に整頓されてました。

…黒板に「令和３年がより良い年でありますように…」とか書いて
ありますが、もぅ殆ど暮れかかってますがな。要するに年に一度
ぐらいしか出入りがナイって事？

駅ノートは「知和自治団」と言う地元の組織が用意した物のようです。
大き目のプラケースに収められており、古い物は複数冊が綴じて
ありました。



…そして同駅が有名なのはアニメ「のんのんびより」の聖地だと
されている事でしょう。上記のプラケースの中にも原作コミックが
全巻（多分）入っています。

ただ色々と調べてみたんですが、登場する駅は「雰囲気が似てる」
と言う程度であり、ココが確たる舞台ではナイようです。

全く違う他の地方（新潟県とか）の景色も出て来るし、作者がこの辺
の出身であると言う情報も特にありません。…まぁイイや。

前回以降の絵師さんの作品は例によって右の４名の皆さんです。



…ココは特に何も考えずに来たので少し迷ったんですが、ホームに
成ってる南天の実がキレイだったので、コレを入れて描きましょう。

ぱの＆てんの衣装は現場にあったコミックを参考にしました。
…鞄のストラップが無理のある構造なんですが、忠実に再現してます。

女子高生だとすればぱのは若作りですね。のろも時々「のろ（空腹）」
とか書かれるので、彼の意向で「アラフォー」と入れてあります。

…この辺りは何度も往復しながら描く事になるので、道順もすっかり
覚えてしまいました。次の美作滝尾駅までは少し距離がありますが、
お昼前には着く事が出来るでしょう。

※→次回に続く

---

※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。