新・駅長日誌Ⅱ

どうしても回数が多くなる廃線跡や各種イベントのネタを優先すると
シワ寄せが来るのが駅ノートの報告です。

…続いて６月中に紀勢本線の冷水浦（しみずうら）と言う駅へ描きに
行っておりましたクラ駅長です。



紀伊半島の海岸線に沿って延々と走る紀勢本線のうち、冷水浦は
割と和歌山に近い所にあって、大阪方面から行くと海南の次です。

…こんな距離なら快速で充分でしょ。と言う事で特急料金は節約して
おきましょう。天王寺から１時間半ぐらいで着きました。

大きくカーブした２面２線の駅でした。てかコノ辺は複線ですからね。



海に近い場所ですが、すぐ背後に山が迫ってる地形であり、築堤の
上に線路がある感じなのでしょう。駅舎は無く線路の下を通る地下道
を介して、それぞれ２本のホームへ上がる階段がある構造ですね。

…当然に無人駅ですが、造りから考えるに元から無人駅みたいだな。



地図で見ると海に近く、「浦」と付くだけに海が見えるだろうと思ったん
ですが、周辺は工場地帯になってるようで、運河みたいなのが少し
見える程度でした。

駅の和歌山方向の先に掛かる感じで上を通ってる高架道路は国道
42号線です。真ん中の歩道階段は何に使うんでしょ。…保線用？

…過去に国道を走行中のトレーラーが転落して、積荷の木材が線路
に転がってしまい、ソコへ電車が衝突する事故があったそうな。

すぐに付近の住民が110番通報したものの、事故で鉄道電話の線が
切れてしまい、近隣の駅や列車に情報が届かなかったらしいです。
…運が悪い時って、無駄に悪運が重なるもんなんですよね。



駅舎はナイですが、和歌山方面行きのホームに屋根の付いたベンチ
があり、駅ノートもココに吊るされておりました。

…最初の書き込みの日付が去年の８月ですから、比較的新しい感じ
でしょう。許可を取ってるかどうかは謎ですが、ノートを吊るすフック
が直に貼り付けてあるので、好意的に黙認されてるように思えました。


ノートが新しいので、絵師さんの
作品は少なめです。ケンさん、
マガトロさん、F17さん。…と無銘
ですがお洒落なのが１点。

以前に播磨下里でお会いしたかずえ
さんのタッチに似てますね。

時々Twitterに上がってきますが、
イケメン男性が多く出てくるの。

絵以外の一般的な書き込みとしては「海南で降りる筈が乗り過ごして
ココに着いた」系の体験談が何故か矢鱈と多いんですよ。
…何らかの霊的な作用があるのかも知れません（適当）。


そして私は「しみず」が「冷水」と書く
ので、少し前に流行ったアイスバケツ
チャレンジで。

アレはアメリカ辺りでは昔からある
募金方法らしいんですが、日本では
芸能人のウケ狙いだっただけじゃ
ナイかな。
…真っ先に思い出したのが秋元先生
（笑）の絵面でした。

募金をする事の名声？より「氷水を被る」絵が欲しいだけ。みたいな？

そして募金すると言っても、猫が現金を幾ら持ってるのかは不明です。

…と言う事で駅ノートの絵は99枚に達しました。いよいよ次が100枚目
になるので、折角だから記念になりそうな例の駅へ行く事にしましょう。

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