新・駅長日誌Ⅱ

…と言う事で、続いて和歌山県です。紀勢本線の紀伊田原駅にやって
きましたクラ駅長です。

行程としては前回の船戸や伊太祁曽とは繋がっておらず、一週間ほど
先なのですが、今回は旅のおまけネタが後に来ますので。



位置としては串本と新宮の間になります。…夏本番って感じの時期
だったのと本州最南端に近い所ですから、暑いったらありゃしません。

駅の規模や佇まいとしてはこの地域の典型的な感じで、以前に降りた
下里駅に近い印象ですね。



木造の駅舎は恐らく、昭和11年の開業当時からの物だと思われます。
窓口を板で塞いで、カウンターだけが残ってるのもお約束かな。

元は照明が白熱球だったんでしょう。天井にはソレに合わせた円形の
土台とよく見たら隅っこにも芸の細かいデザインが施されてました。
…鉄道そのものが最新のカッコいい文化だった時代の名残りでしょう。



構内は国鉄の典型的な２面３線の駅です。…ダイヤが薄い区間では
ありますが、稀に交換や特急の追い抜きがあるようですね。

普通列車は概ね105系。コノ辺のは最初に福塩線に入った新製車
ですから、まだまだ使いそうですよ。

山の斜面が駅のすぐ裏手まで迫ってる地形であり。周辺の集落も
道が狭いので、国道からの進入路もウチの車では大変でした。



駅ノートは先程の窓口跡のカウンターに、何冊かの寄贈本と一緒に
置かれています。…花瓶に敷かれている三角形の板は何なのか？
コレは次回に詳しく紹介する事にしましょう。

ココの駅ノートも一時的に行方不明だった時期があって、ソレに相当
する時期の１冊目は何故かカビたらけの状態です。…カナリ悪い環境
の所に置かれてたんじゃナイですかね？

復活してから追加されたと思われる２冊目を含めて、絵師さんの作品
は３枚ほど確認されました。



さて私の絵ですが、ココは平地が狭い地形なのですぐ近くが海です。
国民宿舎（ココに泊まる計画も考えた）や海水浴場も近いと言う事で、
海水浴にしておきましょう。…カレンダーなどにもよく使うネタです。

…人（猫）が埋められてる間近でスイカ割りってのは、のろ当人（猫）が
言ってるように明らかに不自然ですが、漫画の定番じゃない？

遠くまで来た割りに今回の訪問地はココだけです。
帰りの旅は近隣で「以前は駅ノートがあった筈」の駅の現状を幾つか
探りながら…にしようと思います。実は結構な数なのですよ。

※→次回に続く

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