新・駅長日誌Ⅱ

紀伊田原駅の駅ノートを描き終え、今回の旅の報告は帰路になります
クラ駅長です。



同駅にあった三角形の板ですが、コレは「タクチュアル」というアート
の一種のようで、黒いボードに三角形の板を配置してパズルのように
絵を作る物（磁石で付く）で、誰でも自由に組み替えれる物らしいです。

私は駅ノートを描くだけで脳の容量も時間も精一杯でしたが、例えば
電車の待ち時間のヒマ潰しなんかにも面白そうですね。
…「105」と「227」と言う数字を作ったのは鉄ヲタの仕業でしょう。

そんな感じで和歌山市方向へ帰るワケですが、この周辺には「昔は
駅ノートが存在した駅」というのが幾つかあるらしいので、寄り道
しながらソレを調査する事にしましょう。



対象となるのは東から順に紀伊姫、江住、見老津の３駅です。

…その他、ココ（紀伊田原）から新宮寄りの湯川も、私が訪れた時に
空振りだったので見てきました。現状は当時と変わらずなので画像は
ありませんが。

紀伊姫駅が右の画像の駅です。田んぼの中の小さな駅に見えますが、
背後にすぐ海が広がってて、絵の題材には事欠かない駅ですね。
「姫」と言う駅名も何らかのネタに出来そう。

…しかし大海駅長曰く「何度か置かれてソノ都度撤去されてる」と言う
事で、どうやら「置いてはイカン駅」のようです。惜しい話ですな。



続いてが江住駅。ココも小さな集落に設けられた典型的な中間駅です。

…で入ると目に付くのが、絵ではなく俳句の作品展示板ですよ。
どうやら地元の皆さんが俳句のサークルをやってるらしく、ソノ作品
なんだと思われます。

俳句と絵ではどちらが難しいのか？コレは人によって意見が分かれる
所でしょうね。…どうも私は俳句って「人と違うのを作るのが大変」と
言う思いがありますな。17文字しか無くて季節や題材も限られるし。



そしてココには、他所者でも投稿出来るように短冊を入れるファイル
が置かれておりました（しかし紙切れ）。
…コレまた「駅ノートに含むのか？」意見が分かれる所だと思います。

ページ一杯に絵を描いた紙を挟んで帰る事も可能でしょうが、やはり
近所迷惑だろうと思い（そんな時間もナイし）簡単な俳句に簡単な絵
を付けて挟んできました。…20分クオリティなのでのろ単独です。



ラストが見老津駅。ココも海に面した景色のいい駅でした。
駅ノートは以前には待合室にあったと言う話ですが、観光案内所が
出来たのと前後して無くなったようです。

…案内所が開いてれば詳しい事情などが訊けたかも知れませんが、
生憎と定休日でした。窓の簾の隙間から見る限り、ココが管理してる
ノートなどもナイようですね。

駅ノートはホントに一期一会の出会いな物が多く、鉄道会社などが
公式に管理してる物以外は、急に無くなっても不思議でナイんです。

そしてまた急に増える事もあるので、その増減に関しては期待せず
「流れに任せる」のが一番イイようですね。

…続いて久し振りに模型鉄の報告を挟み、えちぜん鉄道の駅ノート
へと参りましょう。

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