新・駅長日誌Ⅱ

そんな感じで伯備線の駅ノートですが、備中川面駅を描き終えたら、
次の下り列車で方谷駅に向かいましたクラ駅長です。



先述の通り、普通列車で約10分の隣の駅です。
…今日はココまでずっと旧マリンライナーの213系ばかり見てきたん
ですが、遂に伯備線の基本とも思える115系の魔改造車が来ました。

突飛な話ですが例えば40年ぐらい前から急にタイムスリップしてきた
人にコノ車両を見せると「総武線？」とか言っちゃうのかしらね。



１面２線の交換可能な駅ですが、線路が築堤の上にあるので、駅舎
へは倉敷方の端にある階段から、地下道を通って行く事になります。

ホームが狭いので、ベンチと風除け壁が面白い配置になってました。



駅舎は昭和３年の開業時から残ってる物のようで、やはりレトロな
木造の建物です。…既に珍しさも薄れがちですが、コレまた文化財
指定を受けてるようで、入口付近に銘板が取り付けてありました。

中国地方でよく見る感じの、斜めに角度を付けた出札窓口があり
ますが、板で閉じたりせず今からでも使えそうな雰囲気ですよね。
…ココは無人駅ではなく「休止中の民間委託駅」なんだそうな。



そして駅舎の随所に、昭和の雰囲気が残っています。駅名票も木製
の手書きだし、改札は鉄製のラッチですね。

入口の引き戸は上部に滑車があるタイプですが、昔はコレを作ろう
とすると、こんなにゴツい構造になってたんですな。

そしてまた同駅もアニメの聖地になってるようで…「愛・天地無用！」
と言う作品らしいんですが…ごめんなさい、また全く知りません。

何でも多様化してる世の中だとは思いますが、芸能人とアニメ作品は
自分が子供の頃と比べると、格段に増えすぎてる気がするのよね。
…だから「知る人ぞ知る」が多すぎて、なかなか話が通じません。



駅ノートは２冊、最初のが置かれたのが４年前と言う事で、絵師さん
の作品も多く残されています。…他であまり見かけないタッチの方の
物も幾つかあり、古い物なのに目新しく感じました。


そして大海駅長・ケンさん・なゆらび
さんの作品が各１枚ずつ、額に入った
状態で飾られておりました。
…大海駅長のはノートに同じ絵が
あるから、コピーした物でしょう。

後述しますがココにもボランティア
で管理されてる方がおられるの
ですが、訊くと駅ノートに関しては
「我々ではナイ」と言うお答えでした。

…ドコかに別の管理人さんが居る事になりますが、たまにある事です。


私の絵ですが、備中川面では「鳥化」
と言う斜め上の発想になってしまい
ましたので、ココはオーソドックスに、
そして久し振りにリアルタイプにして
おきましょう。

…てんは鉄製のラッチをジャングル
ジムにして遊んでたら、身体が変な
風に絡まってしまったようです。
こう言う猫ってたまに居るでしょ。

当然の事ながら空調設備など全くナイ駅舎で、２駅連続で描いて
汗だくになりました。時間的には帰れない事もナイのですが、今日は
新見泊まりにしてあります。

…今回はたまたま２駅ともノーミスだっけど、大抵いつも何かヤラカす
ので明日を予備日にしてあったのですよ。

時刻も丁度夕方ですね。次の下り列車で新見へと向かいました。

※→次回に続く

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