新・駅長日誌Ⅱ

周知の通り今月から道路交通法が改正され、いわゆる「ながら運転」
に対する罰則が強化されたワケですが、詳しく説明を聞いてみるとコレ
がなかなか厳しいんですよね。

一般的に危険だとされる携帯電話やスマートフォンの使用に留まらず、
カーナビを操作するのもダメだし画面を２秒以上注視してもダメ。

またパンを食べ「ながら」、お茶の飲み「ながら」も当然に「ながら運転」
なんだそうです。…コレは困った。

最近は何事も「リスクを避けたい」人が増えてますから、ココまで来ると
少子化などと同じで「スマホが触れないなら運転免許なんか要らない」
とか言い出す若者が出て来るような気がしますクラ駅長です。

…ぁ、だったらいっその事「世間話も禁止」にならないでしょうか？
老人客の「落ちのない話」を一方的に聞かされるのがツラいもんで。

さて金沢から北陸新幹線で到着した富山駅ですが、久し振りに来たら
駅の様子がすっかり変わってましたので、色々と見てみましょう。

ちなみに「サンダーバー→北陸新幹線」の乗り継ぎで特急券を買ったら
直近が東京行き速達の「かがやき」になってしまい、コレまた外国人で
激混みでした。…調整して「つるぎ」に乗れば良かったわ。



…やはり北陸新幹線は、長野の車両基地が水害でやられた事を受けて
の暫定ダイヤだったようです。取材当日で「11月末までの予定」とあった
から、現在は通常ダイヤに戻ってるんでしょうか？

富山地鉄の市内電車が北陸新幹線の高架下まで乗り入れた区間に
ついては、2015年に乗車済みです。

…よく考えたらソノ直後に在来線（あいの風とやま鉄道とＪＲ高山本線）
が高架化したワケで、ココが初めて見る駅になるんですね。



北陸新幹線は開業後に何度か乗ってるものの、富山駅で降りた事は
なかったんですよね。工事中は矢鱈と長い仮設の連絡通路で出入り
してた在来線の駅も、すっかり高架化されていました。

…しかしよく見たら新幹線の駅と一体化したワケではなく、微妙に
隙間が開いています。ＪＲ西日本は高山本線が発着するものの、
駅の主たる管理はあいの風とやま鉄道だからなんでしょう。

そしてコノ状態で完成というワケでもナイようで、随所に工事中の箇所
がありました。…調べてみるに来年辺り、地鉄の路面電車を駅の北口
まで延ばして、富山ライトレールと接続させる計画もあるそうな。

…延びたらまたその数十メートルのために来ないとイカンじゃないの。



そんな感じであいの風とやま鉄道の富山駅です。…まだ新しい印象の
キレイな高架駅になっておりました。

しかしホームは１本が片欠きではあるものの、２本で５番線までしか
ナイのが些か寂しい感じです。新幹線が開通すると優等列車は激減
しますから、旧北陸本線としては日に数本の快速程度なんですよね。

自動放送や電光掲示板はＪＲ東海の物に近いような気がしました。



在来線から見て一段高いのが北陸新幹線のホームです。
基本的に会社が違う事になるので、乗り換え改札は存在せず、一旦
外へ出てから相手方に乗り換える事になります。

…しかし片欠きになった２番線に、高山本線だけは健在でした。
ＪＲ西日本の区間は猪谷までですから、ココをキハ120型の普通列車
が走るのと、特急「ワイドビューひだ」が何往復か乗り入れてきます。

とか何とか見てるうちに、そろそろ「一万三千尺物語」の受付が始まる
時刻になっておりました。階下のコンコースで行われるようです。

※→次回に続く

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