新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート (廃)苦木

2019/05/05(Sun)

そんな感じで続いても同じ片上鉄道廃線跡にある苦木駅跡地
やってきましたクラ駅長です。

片上起点で22.2kmの地点、先程の天瀬からは7.7kmになります。

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国道からのアクセスとしては、同じ「苦木」という名前のバス停から
坂道を登るとサイクリングロードに達し、同駅の案内看板がありますが、
実際はもぅ200mほど北側の路肩に駐める方が近くて広いかな。

…バス停に記された会社名は「備前片鉄バス」となっており、何やら
片上鉄道とも関係のありそうな感じですが、現在は廃止されてます。

和気
を起点として、吉ヶ原柵原までは行きませんが途中の赤磐市
吉井支所まではコミュニティバス日に4往復あるので、コレを上手く
使えば廃線跡巡り可能な気がしますよ。

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という事で苦木駅跡地です。上記の看板に現役時代の写真が載って
ましたが、現地と併せて見るに2面2線の交換可能な駅で、ホーム
千鳥式の配置だったようですね。

…こちらにも大きな桜の樹があり、散り際の風景がキレイです。

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駅舎は先程の天瀬駅ほぼ同じスタイルでした。…細かい所までは
知りませんが設計図からして同じじゃないの?というぐらい、コピー
して貼ったような感じです。

片上鉄道の駅は、終点近くは大抵が吉ヶ原と似たの三角屋根の
駅舎だったりとか、同じような雰囲気の所が多いんです。

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こちらも窓にガラス一切無く電灯などの類ありません
駅舎の外壁には、電気を取り入れてたであろう碍子閉塞機などの
通信用の可能性もある)が残ってました。

と、駅舎の横にある古い小屋は、転轍機レバー用だと推測されます。

駅舎内キレイに整頓されています。…何故かJR貨物の広報誌
大量にありました。そして駅舎から見て左側駅務室だったようで、
「宿泊室」と書かれた電灯スイッチが残ってます。コレいいですね

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駅ノートは元の出札カウンターに置かれており、絵師さんの過去作
ケンさんアングラーさん大海駅長のが残ってました。…大海駅長
のは残念ながら、些かの落書き被害が見られます。

駅舎と桜の風景天瀬駅描きましたので、こちらはネタに走って
「苦い木」辛皮河合野好さんが描いてた「辛い皮」同じ発想です。

馬酔木(アセビ)の木には軽い毒性があり、馬や鹿が食べると酩酊状態
になるらしい(ので本能的に食べない)そうな。
でもマタタビみたいに酔っ払うのか、実際に苦いのかは不明です。

駅ノートを描くのには時間が掛かるので、実際にはこっちを優先して
おり、無事に2駅分描き終えてから吉ヶ原へと向かいました。

ココまで来たからには、次は廃線跡サイクリングロードですね。
既に予定だけは立てましたので、私も今から楽しみにしております




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No.35 駅ノートの記録