新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

常磐線 完乗の旅 ②

2020/05/21(Thu)

さて常磐線乗り潰しの旅ですが、いよいよ初めて乗る区間に入って
おりますクラ駅長です。

…ココで震災発生以後復旧状況を確認しておきましょう。
(※出展=Wikipedia「常磐線」の項…多分合ってると思います)

東日本大震災発生2011.03.11

いわき~久ノ浜 2011.05.14
久ノ浜~広 野 2011.10.01
広 野~竜 田 2014.06.01
竜 田~富 岡 2017.10.21
富 岡~浪 江 2020.03.14
浪 江~小 高 2017.04.01
小 高~原ノ町 2016.07.12
原ノ町~相 馬 2011.12.21
相 馬~浜吉田 2016.12.10
浜吉田~亘 理 2014.03.16
亘 理~岩 沼 2011.05.14 (※乗ったのは緑の機会。)

…私は青の時点(2011年9月)緑の時点(2015年10月)1度ずつ
乗りに来ておりました。最後まで残ってた富岡~浪江…赤の部分
今春のダイヤ改正から運転再開となり、全区間が繋がったワケです。

カナリの大事業だった筈であり、関係者の努力地元の方の喜び
余所者には計り知れない物があると思います。

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いわきから乗ってた通勤客の皆さんは、竜田までに殆ど降りてしまい
車内は一気にガラ空きになりました。

竜田以前に来た時、駅前で代行タクシーから代行バス乗り換えた
と言う中途半端な想い出のある所ですが、新しい橋上駅舎が建設中
でした。来月から供用されるそうですよ。

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そんな感じで富岡駅です。新しく建設された橋上駅舎の駅でした。

地図で見ると駅の前後大きくカーブしており、ココだけ矢鱈と海に
近い場所にある事が分かります。…ソレ故に震災の時は駅にも津波
が押し寄せ、元の駅舎やホーム押し流してしまったようですね。

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駅から海岸の方向を見ると、今でも護岸工事の続きらしき作業が
続けられています。

ココから浪江までが、施設としては最も新しい区間になります。
復旧にコレだけの時間が掛ったのは、津波の被害より原発の事故
による放射能汚染で、立ち入って調査するまでにも年月を要した
からなんですよ。

それぞれの停車時間短かいので写真は撮れませんでしたが、
例えば富岡の次が夜ノ森と言う駅です。…何かで知ったのですが
ブルートレインの「ゆうづる」が運転されてた頃は、夜間上下交換
運転停車があったそうですよ。

夜中に目が覚めて窓の外を見たら、停まってる駅が「夜ノ森」って
無駄にロマンチックな気がしませんかね?体験してみたかったわ。

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浪江~小高~原ノ町も、長らくの間「帰宅困難区域」に指定されてて
復旧が遅れた区間です。…かぶり付きで見てると、土地は明らかに
複線用の広さがあるのに線路は片方だけになってる所もありました。

仙台を通って青森までのメインルートの役割は東北新幹線に渡して
しまった感じなので、ほどの列車密度ナイのかも知れませんね。

そんな感じでいわきから約1時間20分乗り換え地点になる原ノ町
に到着です。私も少し小休止するとしましょう。

→次回に続く



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No.417 乗り鉄日誌>JR東日本