新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

常磐線 完乗の旅 ④

2020/05/23(Sat)

さて常磐線完乗の旅ですが、続いては原ノ町で乗り換えて更に北
向かいましたクラ駅長です。

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朝のラッシュ時に仙台方面から来た列車の折り返し運用なのでしょう。
701系E721系混結した豪華な6両編成です。

何もナイ旅ならクロスシート車を選ぶ所ですが、今回は乗り潰しとして
初乗車になる区間が含まれるので、先頭の701系に乗ります。

JR東日本の電車は、ある時期から形式の頭に「E」が付くようになった
ワケですが、面倒だから古いやつにも付けてしまえよ。と思いますね。

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相馬までは比較的早く復旧した区間で、前回に来た時も乗りました。
…当時は飛び地的に復旧してる状況だったので、確か車両陸送で
運んだ筈ですよね。

ソレほどの需要がナイのだから、原ノ町放置されてる651系使って
やれば良かったと思うんですが、整備出来ない無理ですか?

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そしてコノ先が、復旧後ルートを大幅に変更して新しく建設された
区間に入ります。…駒ヶ嶺を過ぎて次の新地に到着する手前に、線路
大きく左(西)にカーブしてる地点があんですが、ココからですよね。

元の線路は曲がらずに直進してた事になりますが、ソノ先にあった
旧来の新地駅は、震災発生時津波跨線橋以外の施設が全て押し
流されてしまいました。

なので現在の新地駅300mほど離れた所に新しく造られた物です。

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震災発生の直前に同駅に停車していた電車E721系の4両編成)も、
津波によって数十メートル流され、大破してしまいます。

直後に報道されたニュース映像で、無残に転がってる車両を見て
ショックを受けた人も多かったと思われますが、乗客乗務員は既に
避難して無事だったのが不幸中の幸いでしょうね。

そして震災後復旧に伴い線路内陸側付け替えられる事になり、
新地坂元山下の3駅と続く浜吉田の手前までが新線として開業
する事になりました。

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殆どの区間高架線になっており、途中の2駅高架駅です。右が
坂元駅ですが、車窓の右手にはが見えています。距離は約1.7km

旧来の坂元駅はココから1km程度離れた海側にあったので、確認は
出来ませんが右の風景の中にあった事になりますね。

前回の訪問時は相馬~浜吉田代行バスでココを通ったワケですが、
車窓から建設中の高架線が見えておりました。

…実際に開通して列車で来れるようになった。と言うのは他所者
私にとっても感動的な事ですから、地元の方の喜び大変な物だと
思いますよ。そんな新線区間の旅は更に続きます

→次回に続く



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No.419 乗り鉄日誌>JR東日本