新・駅長日誌Ⅱ

…そんな感じで、今回の駅ノートは姫新線の美作千代駅から始めます
クラ駅長です。「みまさかせんだい」と読むんですね。



姫新線ってから姫路と新見を結んでるワケで、中国地方の内陸部を
縫うように走るローカル線なワケですが、現在は上月だの津山だのと
運転系統が分断されており、昔のような直通列車はナイでしょ。

大正時代の開業当時の駅舎を適度にリフォームした建物でした。



現在は無人駅ですが、出札窓口や駅務室などが残る、ローカル線の
典型的な木造駅舎です。「国鉄乗車券発売所」とか、ワザと残してる
としか思えない看板が出ておりますな。

…私も子供の頃に少しだけ経験がありますが、昔は「みどりの窓口」
がナイ駅でも、電話予約とかすれば指定券を売ってくれたもんです。

恐らくは近隣の統括駅に連絡して指定席を押さえ、ソレに従って切符
を発行するシステムだったんでしょう。補充券みたいな書式のやつに
ゴム印やボールペン手書きで書き込んだ切符が割とありました。



駅ノートを描くのに最低でも２時間ぐらいは滞在するので、どんな
ローカル線でも１本は列車が来ます。…日曜だったので駅メインの
乗り鉄さんみたいな人も何人か見かけました。

津山へ遊びに出ようとしたと思しき若い女の子が、定期券を忘れた
らしく列車に乗らず、恐らく母親に「持ってきてよ」とか電話してました。

…２時間待ちになるんだから、現金で乗っちゃえば？



ホームは駅舎側の１本だけですが、元は交換設備のあった駅である
事が容易に分かる線形です。…反対側のホームは畑になってますが、
土地は誰の所有なんでしょう？

駅ノートにはお馴染みの絵師さんの作品が何点かあります。
…やはり都市部では見られない木造駅舎を描いたモノが多いですね。
さて私は何を描きましょう？



駅に隣接するトイレに、久米仙人の昔話が記されていました。

…詳しくは看板に書いてある通りなのですが、神通力で空を飛んでた
久米仙人という人が、川で洗濯をしていた若い女性のナマ足を見て
集中力を欠き、墜落してしまうんですよ。

この付近が久米町という地名なので、ソレに因んだキャラクターも考案
されたという事ですが、そもそもコレは奈良県橿原市のお話だった気が
するんですがね。…現に久米寺は橿原市にあります。まぁイイや。

ほぼ何も考えずに来たので、コレを題材にしてしまいましょう。
…元から全裸でウロウロしてる猫に、ナマ足を見て興奮するという観念
はナイかも知れませんが。

絵に場違いなガンダムは、来る途中の道の駅にありました。…アレは
一体何だったのか？描いたからには帰りに調べる必要がありますな。

※→次回に続く

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