新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 美作滝尾

2019/06/09(Sun)

因美線駅ノート、最後は先程の知和から3つ戻った美作滝尾駅
やって来ましたクラ駅長です。

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こちらもローカル線によくある、典型的な国鉄タイプ木造駅舎です。
しかしソレまでの山間の3駅と違い、周囲の風景開けてきました
…カナリ平地に降りて来たという事になるんだと思います。

そしてココは映画「男はつらいよ」…いわゆる寅さんシリーズのうち
最終作ロケに使われた。…という事を売りにしてる駅のようです。

映画自体の詳しい説明省きますが、寅さん露店商なのに自動車
持っておらず国内の移動は殆どを鉄道に頼ってましたわな。

作中には全国各地の景色のイイ駅が登場するワケで、駅ノートのある
駅では予讃線下灘駅なんかもロケ地の1つです。

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駅舎内は恐らく「わざとそうしてる感じで国鉄ムードに溢れており
ました。無人駅ですが駅務室の中には駅員さんが働いてる感じで
タブレット日報などが置かれています。…手荷物窓口古い看板
などもあって、ホントに映画のセットみたいな雰囲気です。

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ホーム1本の単線駅です。コノ辺まで戻ると津山への通勤通学の
圏内に入るのか、次の美作加茂までの区間運転の列車が入るので、
山間部の3駅よりは頻繁に来るイメージでした。

…丁度夕方なので、学校帰りの中学生なんかが多く降りてきますね。

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そして寅さん関係。…左の顔出し看板は、駅前に置かれてる感じで
報告されているサイトもありますが、この日は鍵の掛かった駅務室
の中に収まわれてました。…ちょっと楽しみにしてたんですがね。

その他、撮影中の風景を撮った写真が何点か飾ってあります。

「男はつらいよ」第1作1969年の公開です。ココでも撮影された
48作目最終作になったワケですがコレが1995年の公開ですから、
渥美清氏四半世紀に渡って寅さん役を演じてた事になりますね。

同氏の年齢で言うと41歳~67歳ぐらいに相当します。

私は意地になってDVDで全作品を見た経験があるのですが、最初は
ツヤツヤした四角い顔で元気一杯
だった寅さん末期の方はゲッソリ
痩せてほぼ別人
みたいになっており、カナリ無理がありました
(ついでに言うと初期の倍賞千恵子さんめっちゃ可愛い。)

上の写真の寅さんも、一般的な印象より痩せて見えるでしょ。

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駅ノートはココも、今までに絵師さんたちが多く訪れてる筈ですが
最新刊だけが出されているようで、ページ丸々1枚の絵と言うのは
見当たりませんでした

…しかし、やはり寅さんに想いを寄せるメッセージが多くありますね。

絵の方はやはり寅さんで行きましょう。…寅さんシリーズ末期
なると、動きが衰えた寅さんに代わって満男くん(吉岡秀隆氏)
事実上の主役になっており、マドンナ役の女性満男くん向けに
後藤久美子さんとか牧瀬里穂さんとか、若い世代が出てきますよね。

と言う事で、のろ寅さんなのですが「どっちがマドンナ役をやるか」
で珍しくぱのてんモメてます。…熟女系vs美少女系と言うか。

ジャンケンが不得手かと思うのでサザエさん方式な。

さてコレで予定通り2日目のうちに因美線残り3駅全て描く
事が出来ました。翌日は予備日ですが、やはり美作河井で1箇所、
描き忘れを発見したので、ソレを描いて奈良へ帰りました。

では次回から、久し振り播磨下里お絵描き教室の報告を挟んで、
近鉄観光列車「つどい」によるビール列車のネタへ移ります。




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No.70 駅ノートの記録