新・駅長日誌Ⅱ

…そんな感じで岩国周辺の駅ノートですが、まず最初は錦川鉄道の
守内かさ神駅から描いていく事に致しますクラ駅長です。



やはり新岩国駅から車で約10分で着きました。実景撮影をしてホーム
に上がって、絵を描く準備を済ませた所へ岩国発の普通列車が到着
しました。正直に清流新岩国から乗った場合と同じスジだな。

ココに来たのも２回目なんですが、前回が去年の２月末頃の事であり、
やはり冬場だから矢鱈と寒かったのを覚えてます。
だから今回も飯田線の時から着用している防寒肌着を着込んでます。

この付近の線路は概ね北西～南東の向きで通っており、駅の西側は
竹藪になってます。だから午前中ならホームに陽が当たりそうな向き
なのにベンチには壁があるからコレまた陰になる。



…要するに終日陽が射さない環境なのですよ。夏場は日陰になって
涼しいかも知れませんが、当日は兎に角 寒かったです。
それ故に午前中は逆光になって、相変わらず撮りにくい駅名票です。

駅ノートは前回と変わらず２冊ありました。…丸ゴシックの平仮名を
組み合わせて貼るシールの文字は、私が中学生の頃に流行ってた
昭和のファンシーグッズを流用してあるのでしょう。地味に懐かしい。

前回以降の常連の絵師さんの新作
は見当たりませんが、最近よく見る
「デハニ会」と言う謎の団体の謎の
キャラが描かれています。

…「デハニ」と言われたら先ず思い
つくのが一畑電車のデハニ50形
ですが、「デハニ会」で検索すると
僅か数件ながら「一畑電車で貸切
列車を走らせた」ような旨のtweet
がヒットしました。

アタマの形状が何となくしまねっこ風なでもある事から島根県の鉄道
好きな人が集まった会だと思われますが、団体で駅ノート巡りをしてる
んですかね？…ぃゃ多分個人でしょうが。


そして前回から気になってたんですが、
駅から錦町方向へ少し行くとかさ神神社
と言う神社があるようです。…看板には
「徒歩10分」とありますが、今回は車で
来てるので再びレンタカーを走らせて
みました。

線路に沿った一本道なので迷う事はナイ
ですが、神社の入口と思われる所にある
のが看板１つのみ。

で踏切ではなくコンクリート製の低い橋桁
の下をくぐり、更に奥へ進むようです。

…思ったより遠いですね。地図で測ると入口まで1.1km、神社は更に
200ｍほど奥にあるようです。明らかに徒歩10分では無理！

近いだろうと駅に絵の道具を広げたまま来たので、今回はココまでに
しておきましょう。次回、もっと暖かい季節に来た時にお参りしますわ。



…同駅は第三セクター移管後に地元の要望で追加された駅ですが
付近に民家は少なく、一番目立つのが駅の向かいの生コン工場の
跡地と言う環境です。なので今回はコレを描いてみました。

おっさん世代には「廃工場＝犯人アジト」なイメージの人が多い筈だ。

私が子供の頃に見た刑事ドラマの「西部警察」では、地方ロケなどで
大規模な爆破シーンをやるのが名物になってました。山奥の廃工場
などがテロリストが立て籠もるアジトにされ、毎度最後に大爆発。

…いつも手榴弾一個でココまで炎が上がるのか？と言う、明らかに
不自然な規模なのですが、大迫力で興奮した覚えがありますよ。

アレは殆どがガソリンに着火した炎であり、花火師の資格を持つ特殊
効果のスタッフが、金属製の筒を窓に向けて配置するなどの仕掛けを
施して見せてる物だと後になって知りました。



所で今回の「車で来たけどクレーム除けに買う乗車券」ですが、錦川
鉄道では車内清算が基本であり、切符として買えるのはＪＲの岩国駅
と同社の終点の錦町駅だけのようなんです。

時間との兼ね合いもあるので、取り敢えず先に現地で絵を描いて次の
柱野駅を終わらせてから10km以上離れた市内中心部の岩国駅まで
買いに行きました。

…この部分が今回のレンタカーの最も長距離な移動になりましたよ。
列車は川西までは岩徳線を走るので、ＪＲとの連絡乗車券になります。

守内かさ神での作業は、神社を見に行った分も含めて２時間半程度
でした。続いて岩徳線の柱野駅へと移動します。

※→次回に続く

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