新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 布原②

2021/04/10(Sat)

…と言う事で中国自動車道新見インターから伯備線布原駅
直行していますクラ駅長です。

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前回訪問時は駅に至る道路で、崩壊した法面直す工事が行われて
おり、朝8時~夕方5時通行止めになると言う状況でしたが流石に
1年半も経てば完成しており、難なく通る事が出来ました。

周囲に何軒かの人家はありますが、伯備線に属していながら線路を
共用している芸備線列車しか停まらない秘境駅です。道路は狭い
ものの、何とか車で来れるのが唯一の救いでしょうね。

…ソレにしても内陸部へ入った頃からカナリ強い雨になってきました。

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信号場だったと言うだけあって、上下交換は出来ますがホーム
短かく必要最低限の設備しかナイ駅です。

要するに駅舎はおろか屋根付きの待合室すら無い状況なのですが、
そんな所に駅ノート置こうと考える方が間違ってます

屋根もナイ所に紙製のノートを置くんだから、B5サイズノート
ギリギリ入る大きさの工具箱ホームの手摺に括り付けられています。
一応は大き目の石押さえてあるんですが。

では開けてみましょう。…以前はノートクリアケースに入れた状態
で入ってた筈なんですが、何故かむき出しです。そして同封されてた
筈のビンゴカードの束も見当たりません

だから濡れて乾いてを繰り返したのか、惨憺たる状況でした。

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てか正に今日も雨ですから、ココで広げて内容を確認するのも難しく
中身一式を持ってに戻り、車内検分してみました。
…辛うじてノートの形状を保ってるものの、使用に耐えない状況です。

それでも新しい書き込みとして、最近よく見るデハニ会なる謎の団体
定番イラストがありました。…今年の2月14日だから1か月ほど前か。

しかしノートに描いた物が千切れたのか、1枚だけ描いて持参された
のかすら分かりません。…「濡損してます」って、確かにソノ通り

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…自分が巡回対象にしているエリアのうちココだけは最初から現地で
描く気が更々ないので、今回も家で事前に描いた物持参しました。
尚且つ今回は、このような状況を考慮してラミネート加工もしてます。

当初はノートに貼る事を想定して両面テープも付けて来たんですが、
流石に無理そうなので車からカー用品用両面テープを持ち出し、
フタの裏に貼ってやる事にしましたわ。

コレなら盗まれない限り残るでしょ。もはや「駅ノートに描いた」と言う
状況ではナイですが仕方ありません。もしかしたら「クラ駅長のくせに
生意気だ」と言う意見が出るかも知れませんけどね。知るか

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絵の内容ですが、「布原駅」でネット検索すると「布原駅 亀」と言う
妙なキーワードがヒットしたので詳しく調べて見てみました。

同駅に限らず日本の鉄道では時々、分岐器亀が挟まって線路
の切り替え出来なくなりダイヤが乱れる事があるようなのです。

はソノ習性上、障害物に当たるとソレに沿って歩くので、踏切など
から線路の内側に落ちると、レールに沿って歩いた末に分岐器の
隙間挟まるそうな。

だから分岐器の手前で線路の下を掘ってU字溝を噛ます事で、亀用
の脱出通路に出来るんだそうです。…これはスゴい発明ですね。

ネット上の画像を見て描きましたが、現物も見に行きました。
枕木間の幅が丁度、亀の身体のサイズに合いそうなのも絶妙ですね。

そんな感じで取り敢えず布原駅2枚目となりました。…コレは後日
どんな状態で残るか見に行くのも楽しみになりましたよ。

→次回に続く



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No.741 駅ノートの記録