新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 山門④

2021/11/11(Thu)

と言う事で駅ノート複数回目は再び近畿地方に戻ってきました。

今回は鞍馬山鋼索鉄道…通称「鞍馬山ケーブル」山門駅へ行って
きましたクラ駅長です。周知の通りココは日本で唯一宗教法人が
経営する鉄道として知られています。

過去何度かはで行きましたが、今回は出町柳から叡山電車です。
去年の秋集中豪雨で終点に近い区間が不通になってたのが
ようやく復旧したと言う事で、その記念に乗りたくなったのですよ。

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叡山電車と言うのは全て1両か2両小さな電車なので、始発駅
出町柳ホームが短かく車両の全体を撮るのが困難なのですが、
観光客向けに窓を大きく取った「きらら」に当たりました。

取材日の1ヵ月前9月18日から、約1年振りに全線で運転を再開
したと言う事で随所に小旗が飾られていました。

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観光列車と言うほどの特別性少ないものの、窓が大きく作られて
おり、外側に向けた座席も設置された観光客向けの車両です。

…しかし名物「もみじのトンネル」はまだ少し早いようで、葉っぱは
総じて緑色のままです。まぁ紅葉真っ盛りのシーズンコロナ禍でも
激混みするだろうから、敢えてそんな季節来る気はありませんが。

終点の1つ手前の貴船口付近で、軌道や法面補修されたばかり
の区間を通ります。恐らくココが崩れたのでしょう。

付近には倒れたまま手付かずの倒木も多く見られました。
てか険しい斜面に沿って走る区間なので、何年かに一度定期的
土砂崩れが起ってるような気がするんですが。

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そんな感じで終点の鞍馬駅に到着。ようやくココで車体が撮れました
車体前面にも「運転再開」のステッカーが見られます。

同駅もまたレトロな駅舎が残る駅であり、昭和4年開業当時から
使われています。

…矢鱈と天狗の面が目に付くのは「鞍馬山=天狗が棲む」と言う
伝説のイメージからでしょう。幼少期の源義経牛若丸天狗
剣術を教えて貰ったそうな。

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駅舎の外観は寺院建築風の物なんですが、駅前に大きな梅の木
あって全景撮れません。…シーズンにはキレイなんでしょうが、
秋は枯れ枝が残ってるだけだし。

なので部分的に行きますが、奥手の方に古い電車カットボディ
保存されています。

デナ21型と言いますが開業当時からの車両で、比較的最近まで
走ってたので、私も子供の頃に乗った記憶があるんですよ。

そして巨大な天狗の顔。初代の物は平成6年に作られたんですが
発泡スチロール製だったので、何と雪の重みで鼻が折れてしまい
一昨年強化プラスチック製の物にリニューアルされたそうな。

と言う事でから鞍馬寺までは歩いて数分の距離です。

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ケーブルカーの駅普明殿と言う御堂をを兼ねており、駅ノート
寄付金の申し込み用紙などと一緒にココに置かれています。

恐らくはお寺が用意した物だと思われ、以前はルーズリーフだった
のが、一般的なリング綴じのノートに変わっていました。

更新された最初のページに描くタイミングだったので、他の絵師さん
の作品などは確認出来ませんでしたが。

4巡目になるのと叡山電車復旧記念と言う事で、駅前の天狗と
カットボディを描いておきましょう。…まぁ他社と言えば他社ですが、
叡山電車あっての鞍馬寺かなとも思います。

のろの台詞に入れたように「デナ」「電動車で並型」と言う意味で、
一回り大きな車両「デオ」と称していた筈です。

京都府も段々と4巡目が埋まってきましたが何しろ広いので、
丹後地方となるとコレまた一苦労辛皮丹後由良にも行きたい所
ですが、もぅ少しお待ち下さい

→次回に続く



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No.956 駅ノートの記録