新・駅長日誌Ⅱ

そんな感じで智頭急行の３巡目ですが、宮本武蔵から約10km…
駅にして２つ戻った平福にやって来ましたクラ駅長です。



鳥取自動車道の最寄りのインターは佐用平福と言う所なんですが、
コレは鳥取方向に向いてのみ出入りが可能な「ランプ」に相当する
物ですね。ココを出て暫く行くと道の駅「ひらふく」があります。

平福は古くからの宿場町であり、今でも旧道に沿って細長い町並み
が残っている所です。平福駅は幹線道路からソノ街並みを越えた所
にあり、立派な和風建築の駅舎を備えた駅なのです。



駅舎にはトイレと待合室、そして公民館的な用途だと思われる部屋が
あるんですが、コレは開いてるのを見た事ナイですね。…この看板
だけでも天然木だとすれば何十万円もする物なのかも知れません。

…どぅもカネの掛け方を間違ってる気がするんですが、田舎ほど
公共工事に利権が絡むので、材木屋さんは儲かった事でしょう。

その割に駅舎から外れた所にあるホームは最低限の設備です。
交換可能な駅なので普通列車はココで特急待ちのために比較的
長く停まる事が多いようでした。

…「スーパーはくと」も謎のウイルスの影響で間引きや短編成化
になってる物が多いようです。



今回初めて気が付いたんですが、駅前にある解説看板によると付近
一帯は昔は「平福御殿屋敷」と言う平福藩の本拠地と思われる施設
があったようで、長い土塀の基礎になる石垣が残ってるそうな。

…現在は田んぼになってるので駅前からでも簡単に見つける事が
出来ました。恐らくは明治の廃藩置県で壊されたんでしょうね。
土地を町役場にでも変えて残しておけば良かったのに。



駅ノートは２冊、最初の無責任コンビが滅多に見に来ないので
別の誰かが２冊目を寄贈してる…この地域にありがちな状況です。

前回以降の絵師さんの作品は右の感じでした。
…関西勢は一部を除いて完全に息切れしてるイメージですね。

私が言う事ではありませんが文化継承のためには新規の絵師さん
の参入が望まれる所です。



３巡目なので駅から離れて、付近の景色として有名な川端に並ぶ
街並みの風景を描いておきましょう。

…家並みの裏手が佐用川になっており、建物の裏口や川岸は船で
荷物を運んでた頃の名残りだと思われる構造になってました。

この並びに風情のありそうな蕎麦屋さんがあり、駅前などにも看板
が多く出てるんですが、行ったら感染症対策で臨時休業でした。
…観光シーズンなら無理にでも開けてたかも知れません。

当日は智頭急行の２駅で日帰りでした。続いて日を改め、同じ兵庫
県内の数合わせをもぅ１つ行っておきましょう。

※→次回に続く

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