新・駅長日誌Ⅱ

さて新たな報告です。段々と各地の駅ノートも取り敢えずの予定
枚数を達成しつつあるんですが、その流れで続いては紀勢本線を
回る事にしましたクラ駅長です。

…同区間の駅ノートは、私が始めた頃は殆ど存在しなかったのが
以後に段々と増え、数合わせとして回る対象が６駅あります。

一気にはツラいし比較的近い所なので、３駅ずつ２回に分けて行く
事にしましょう。まずは和歌山県内を西から印南・見老津・那智と
描く事にして、10月下旬に１泊２日で出掛けてきました。



近いのでゆっくり目（朝７時半頃）に自宅を出て、和歌山市経由で
印南駅に到着したのは10時半頃でした。…無駄にイイお天気です。

同駅は昭和初期に建てられた古い木造駅舎が残る駅ですが、
現代的な感じにリフォームされており、一角に印南町のシルバー
人材センターが入居しています。

付近には矢鱈と目立つ「かえる大橋」と言う道路橋があるんですが、
コレは同町がカエルをイメージキャラクターに採用してるからです。

…「カエル」と言う言葉には、「考える」「人をかえる」「町をかえる」
「古里へかえる」「栄える」と言う５つの意味が込められてるそうな。



それに伴い駅舎内の待合室にはカエルのオブジェが飾られており、
可愛いんだか不気味なんだかよく分からない世界観になってます。

最初に見た時はもっと多かったんですが、何匹かは異動になった
らしいですね。現状ではピアノの上に１匹とベンチに２匹。…右のは
親子だと思われますが、カエルの子はオタマジャクシじゃないのか？

ぁ、左のピアノは最近流行りの「駅ピアノ」として、来訪者が自由に
弾けるようになっています。



…今回初めて気が付いたんですが、駅の写真を撮って役場へ持参
すると特製のカードを作ってくれるサービスがあるそうな。

また最近は紀勢本線の西日本エリアでサイクルトレイン（電車内に
自転車を持ち込めるサービス）が行われており、自転車ネタの人気
漫画を起用したスタンプラリーも行われてるようでした。

自転車絡みで既存の来訪者ノートと別に「サイクリングノート」なる
物も置かれてますね。デザインが共通してるから、コレも同町の役場
が設置した物でしょう。…目立つ書き込みはありませんでしたが。



既存の駅ノート（来訪者ノート）はピアノの上に置かれています。

ルーズリーフ形式なので、ある程度の枚数が溜まると「メモリーズ」
と言う別冊に移動されるようですが、前回の訪問以後の絵師さんの
作品やゆっくまーシールは確認出来ませんでした。

駅舎の一角に観光パンフレットなどを置いた別室があり、ココに椅子
とテーブルが設置されています。…駅ノートがルーズリーフなので
いつも本体から新しいのを１枚抜いてきて、ココで描くんですよ。



ネタが浮かばないので、直前の書き込みから幾つか拾って絵に
してみました。…「初めてカエルに触れた女の子」と「イケメンが
増えますようにと書き込んだ女子高生」です。

後者の方は文の前半と後半で筆跡や字の色が違うので、リレー
小説でも作ろうとして別の人物が書き込んだ可能性もありますが。

尤もカエルのオブジェには「手を触れないで下さい」と言う添え書き
があるのと、ぱのが女子高生と言う所に無理があるのは事実。
…まぁどうせ漫画なので、細かい所は適当でイイや。

お昼過ぎまで現地に滞在して、次は約60km離れた見老津駅へ移動
しますが、また先に前後の「おまけネタ」を紹介しておきましょう。

※→次回に続く

---

※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。