新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 天瀬②

2020/08/25(Tue)

そんな感じで片上鉄道の廃駅ノートですが、まずは和気の町から
近い方天瀬駅に到着しておりますクラ駅長です。

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駅ノート1度廃線跡巡り1度訪れて、すっかり勝手知ったる所
になってしまいましたが、線路サイクリングロードに変わった以外は
ほぼ原形のまま保たれている駅の1つですね。

駅舎の建物は扉の類窓ガラス一切なくサイクリング用休憩所
として必要最低限の物になってしまってますが、元は交換設備のある
2面2線の駅だった事が伺えます。

駅名票レプリカでしょうが、昭和中期の感じで再現されています。

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サイクリングロードとして整備された時、トイレ新しく作られたのは
有り難い事です。駅ノートはどうしても滞在時間長くなりますので。

前回にも紹介した通り駅舎内は右の感じで、ほぼ何もありません
…てかココは駅舎はあっても駅前広場に相当する物が無く、説明し
にくいのですが玄関ホーム側の出入口一緒になった構造ですね。

だから駅舎裏手線路反対側すぐ民家半壊した空家ですが)
の敷地になってます。カナリ小規模な有人駅だったようですよ。

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向かって左側駅務室だったと思われ、古い木造駅舎にありがちな
閉塞装置置き場の出窓が作られています。

現在は駅務室部分にもベンチが作られ、休憩場として多めに人数を
収容出来るようになってました。当日はお天気ソレほど良くない
平日でしたが、やはり自転車で走ってる人何人か見かけましたね。

駅ノートの記載を見てる、と地元の人「今日はココまで」みたい
に区間を決めて気楽に走ってるケースが多いようです。私のように
全線30km以上一気に走破する変わり者は少ないと思われますが。

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ココの駅ノートは、通称「チルノート」
と呼ばれる、謎のキャラクター
雑なタッチでデザインされた物です。

間を置いて訪問すると常に冊数が
増えてるから、設置者はソレなりに
見回りに来てるのでしょう。

ただ通し番号使用期間の記載
全くナイので、順番分かりにくい

だから訪問者があっても空いてる所適当に書いてしまい、時系列
飛び飛びになってるのが難点でしょう。

「チルノ」に関しては前回にも調べて、東方ナントカと言う同人ゲーム
の登場人物だと言う事は分かったんですが、正式なキャラクター商品
ではなく、誰か(設置者)勝手に作った物でしょうね。

当該ゲームを検索すると、ソレなりに可愛い女の子の画像が出て来る
ワケですが、どうしてこうなった?

20200825f.JPGぃゃ、絵の上手い下手ではなく描き方
の雑さがダメかなと思うんですよ。
「丁寧に描く」は例のお絵描き教室
でも一番最初に教わる事だからな。

そして列車を待つ事もないのに本が
何冊か置かれています。

…今回惹かれたのが左の2冊です。
インク修正液乾くのを待つ間
読み耽ってしまいました。

20200825i.JPGソレにしても、やはり自然豊かすぎる
と言う殆ど自然に還りかけてる所なので、
矢鱈と蚊が多くて困りますね。

こんな事もあろうかと、和気の町ドラッグ
ストアを見つけて虫よけスプレーを買って
きましたが、全く効きませんでした。

…まだ残ってるのでお絵描きグッズ
入れたままで、今後も使う事になりそう
ですが、いっその事殺虫剤を撒いた方が
手っ取り早いかも知れません。
コレ(虫よけスプレー)ぐらいのサイズ
キンチョールとか売ってナイのかしらね?

20200825j.JPG
さての方ですが、何度か片上鉄道にも
乗せて頂き、保存車両車内なども資料
のストックが溜まってきたので、現役時代
を想像してキハ702号の運転席から見た
風景を描いてみました。

正面が丸く4枚窓ってのは独特の視界
なるかも知れません。簡素半室運転台
面白い構造ですよね。

そんな感じで昼の2時頃から描き始めて、
予想通りココだけ夕方になりました。
今日は再び相生市まで戻って宿泊です。

…次の予定地である苦木駅は更に8Kmほど先なのですが、明日
のお天気イマイチ良くない感じがするんですよねぇ。

→次回に続く



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No.513 駅ノートの記録