新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 城戸④

2021/11/06(Sat)

と言う事で近場駅ノート4巡目を再開します。
今回は唯一奈良県内に存在する旧国鉄バス専用道城戸駅
行ってきましたクラ駅長です。

奈良県内唯一の存在が廃駅で、しかも鉄道かどうか微妙な所
と言う悲運なのですが、初めて見る方のために説明しますと、ココは
旧国鉄時代五條新宮を結ぶ「五新線」として計画された所です。

それが資金難やら何やらで中止となり、途中の西吉野村城戸まで
バス専用道として運営されていました。

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最終的には奈良交通に転換されたものの2002年にそのバス廃止
(並走する国道を通る路線と統合)され、道路だけど廃線跡のように
なってしまった所なんです。

アクセスとしては五條市街から十津川方面へ向かう国道168号線
20km弱でしょうか。バスの終着駅だった頃の建物が残されており、
駅ノートはココに置かれています。

現在運行されているバスのバス停もココから離れた国道にあるん
ですが、ココで折り返す車転回のために入ってきます。未確認
ですが運飲手さんの休憩スペースとかがあるのかも知れません。

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駅ノート2014年頃に置かれた物ですが、時々ツーリングの人
立ち寄る程度なので7年を経ても半分程度までしか進んでません。

前回に私が描いて以来10ヵ月ほどの書き込みが、右の見開きの分
全部の感じ。読んでみると「廃線跡サイクリングコースにして
欲しい」と言う意見が目立ちますね。私もそれがイイと思います。

整備資金は必要でしょうが、元から道路なので鉄道廃線跡
から工事するよりは安く上がるでしょう。

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敷地内には「五新鉄道」と書かれた建物があります。

情報を総合するに未生成線のまま終わった当地の鉄道をイメージ
したミニ列車を走らせている団体があるらしく、イベント開催時など
に公開されるようです。

そして前回無かった物として、それ用の線路と思われる軌道
敷地内に作られていました。石碑のある植え込みを囲む感じで、
エンドレスの線路が敷かれています。

がっちり固定してあるので恒久的に使う物のようです。
一度イベント開催時にも来てみたいものですね。

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そんな感じで現地に着いて絵を描こうとしたら、何やら見慣れない
トラックが入ってきました。「移動ATM」とありますな。

南都銀行と言うのは奈良県で最大手の銀行なんですが、過去には
ココにも支店があったんですよ。更新前のカーナビなのでアイコン
残ってますが、現在は建物も無く更地になっています。

…それを補完するためのサービスなんでしょうね。丁度私が滞在する
2時間と被ったんですが、意外と多くの利用者がありました。

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の方はずらし旅なのでココから約10km手前の廃線跡を描いて
みました。丁度国道と立体交差してる所で、専用道跡俯瞰で見る
事が出来る地点です。

…元々が鉄道用地として建設された物なので、線路があっても自然
な風景でしょ。てん「廃線跡」と聞いてキハ58系の2両編成を想像
したようで、末恐ろしい子供です。

この付近の特産品であり、丁度これからが出荷の季節でもある
ので入れてみました。

奈良県内には正式な鉄道駅駅ノートないのが残念ですが、
ココは比較的近いので今後も時々見に来る事にしましょう。

→次回に続く



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No.951 駅ノートの記録