新・駅長日誌Ⅱ

…そんな感じで思い立って出掛けた大阪駅の新しい地下ホーム
を探る日帰り旅ですが、新大阪で一旦おおさか東線の普通列車を
降り、色々と撮ってから次の列車で現地へ向かう事にしましたクラ
駅長です。



新大阪を発車すると、まず一番北寄りの線路を走り、淀川を渡って
右へ大きく曲がる所までは、従来と同じルートでしょう。

…しかしココは、以前なら定期列車は特急しか走らなかった所で
あり、全面展望を撮るにはオーシャンアローのグリーン車の一番前
に乗るしか方法が無かった所かも知れません。



暫く行くと地下区間へ降りる下り勾配になっています。その左側で
途切れてるのが、地上を走ってた梅田貨物線の跡地なのでしょう。
近いうちに線路は撤去され、再開発が為されると思われます。

この区間が地下化すると、途中にあった西梅田１番踏切が廃止
される事になり、道路の渋滞が緩和されるともされています。

…私は滅多に来ない所ですが、渋滞より踏切の東側から来てすぐ
の交差点が右折禁止だった事の方が嫌いでした。恐らくは踏切が
存在するからであり、無くなったら曲がれるようになるのかな？

程なくして大阪駅の新しい地下ホームに到着しました。…駅名標
にはおおさか東線（Ｆ）と大阪環状線（О）の２つのナンバリングが
書かれています。



地下ホームは21番線～24番線の番号が振ってあり、島式ホーム
が２本ある構造です。おおさか東線の列車は通常23番線に着き、
ココで折り返す事が多いようです。

隣の24番線は新大阪・京都方面へ特急「はるか」「くろしお」が出る
のに使われています。要はココが「上り線」と言う事になるのか？
そして新しい駅にしては珍しく、ホームドアの類は一切ありません。



暫くして線路を隔てた向こうのホームに、先程新大阪で見た323系
が入って来ました。折角なのでホームを移動して近くから撮る事に
して、ついでにそのまま色々と見物する事にしました。

詳しくは後述しますが、21番線にのみホームドアがあります。

こちらも島式ホームですが、内側の22番線に323系の回送列車が
停まっています。…見てるうちに新大阪方向へ去って行きました。

…「回送」ではなく明らかに同じ所を無駄に往復してるだけのよう
なので、やはり訓練運転かソレに類する運用なのでしょう。



21番線からは天王寺方面へ特急「はるか」「くろしお」が出ます。

ココが「下り線」に相当するんでしょうが、次は西九条だから21番線
側は大阪環状線と同じラインカラーの駅名標ですね。

…「はるか」「くろしお」がココに発着するようになり、西九条の特急
停車は廃止されてしまいましたので、実質的に次は天王寺ですが。

22番線の表示はおおさか東線の折り返し用になってますが、先程
の323系のように、予備用なのだと思われます。

ともあれホームをもう少し見たら、上のコンコースに上がってみる
事にしましょう。

※→次回に続く

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ではココで新たな報告です。

駅ノートや観光列車以外のリアル鉄道で最近気になってる案件の
うち、日帰り可能な関西地区のネタとして、大阪駅の北側の再開発
エリアに出来た「うめきた新駅」を探ってみようと言う事で、４月下旬
の平日に出掛けてきましたクラ駅長です。

コレは元からあった梅田貨物線の一部区間を地下化して、通る列車
を大阪駅にも停車させると共に、空いた地上の空間を再開発する
目的で行われた大規模なプロジェクトです（多分）。



正式には「大阪駅の構内」であり、地下ホームと「うめきた地下口」
と言う改札が新設された恰好になります。

「うめきた新駅」と言うのは、開業前に主にマスコミ関係で使われ
てた呼称なのですが、コレは元々「北梅田」と言う別の駅として開業
する計画があったのと、従来から大阪人がこの付近を「うめきた」と
称する習慣があったからなのだそうです。

…既に開業した状況でこの名称は不正確なのかも知れませんが、
私自身も「うめきた新駅」で覚えてしまってたので、敢えてこのまま
紹介する事にしましょう。



とは言っても奈良から直通で行くのは困難であり、まずは大和路線
に乗って久宝寺でおおさか東線に乗り換えます。

今春のダイヤ改正から、同駅から大阪駅へ直通する列車は従来の
大和路快速（又は区間快速）と、おおさか東線経由の普通の２系統
が存在する事になります。

同時におおさか東線の列車は全て、221系に統一されました。



…地下区間が開通して、従来から梅田貨物線を通ってた「くろしお」
「はるか」等の特急が新しい区間に切り替えられたのが今年2月の事
（大阪駅は通過扱い）。

その後、3月18日のダイヤ改正からおおさか東線の普通列車も
乗り入れるようになって、正式に開業する事になりました。

奈良からの直通は朝夕のみ「直通快速」が走るのと、不安定極まり
ない臨時特急「まほろば」も今春の改正から、大阪駅地下ホーム
発着となります。

…コレは山陽・九州方面から新大阪で乗り換えて奈良へ向かう需要
のために存在するので、大阪駅の地下ホームから乗る客がどの
程度居るのかは不明ですけどね。

東京で言うと「房総特急が京葉線ホームから出る」ぐらいの分かり
難さだと思います。…環状線ホームで大和路快速を待ってる方が
早いかも知れません。

ともあれ今回は、新大阪で一旦降りてみました。



元の梅田貨物線が関係する列車は概ね、在来線ホームでは最も
北にある１番線～３番線が使用されます。

特急は基本的に２番線が「くろしお」３番線が「はるか」で分けてある
らしく、２番線には同駅始発となる「くろしお11号」が入ってました。
…287系の初代パンダ編成ですね。



「くろしお11号」が出ると、１番線に323系の回送が入線しました。

本来は大阪環状線と桜島線のみで使われる車両ですが、大阪駅
の地下ホームが開業して以来、同区間を走る姿が頻繁に目撃され
ており、ネット上で話題になってますよね。

…噂によると2025年に開催される大阪万博に伴って、新大阪から
ユニバーサルシティ方面への直通列車を走らせる計画があり、その
訓練運転などのためではナイかとされています。

珍しい物が撮れた所で、次の普通列車に乗っていよいよ大阪駅の
地下ホームへ向かってみる事にしましょう。

※→次回に続く

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さて新たな報告です。10月はシフトの巡りで自分の連休が土日と
被る事が多く、宿泊を伴う遠出が面倒なので、そこそこの距離では
あるものの、日帰りで行ける所を探してみましたクラ駅長です。

…先月で四国の駅ノートは一応、現状で確認されている全ての駅
で予定の枚数を達成したんですが、思わぬ所（阿波大宮）で復活
してましたので、ソレに伴う「奇数」が気持ち悪かったんですよ。

本州で最も四国に近い所にある駅ノートと言えば、旧下津井電鉄
の下津井駅跡に開設された資料館の中です。



ココが初回から約７ヵ月経ってるのと、２枚目を描けばコレも予定数
をクリア出来るのでココにしましょう。但し同資料館は土日のみの
営業（とされてる）のがネックですね。

ともあれ10月半ばの土曜日に行く事にして、大和八木から近鉄特急
に乗りました。

…土日のダイヤでは京都行きの特急の始発が、平日より約30分
遅いのが嫌（もっと早くから動きたい）んですが、仕方ありません。

近鉄特急では既に旧型の部類になった12410系（新サニーカー）が
来ました。…このタイプの座席（ＪＲなら485系世代）を持つ車両も
段々と減ってますから、今のうちに記録しておきましょう。



当日の朝食は、私が作ったいなり寿司です。残ってるのに買う必要
ナイからね。…とは言え御飯を「すし太郎」で混ぜて、出来合いの
稲荷揚げに入れただけの物ですが。

この小さなテーブルも地味に懐かしい物になりました。
…新幹線も０系なんかはコレに近い大きさだったけど、無理矢理に
カードゲームをやったりしてたもんです。

いつものように京都から新幹線で岡山に向かいます。…岡山と児島
での接続を考えた結果、急いでも仕方ナイので「ひかり」です。



岡山で新幹線を降りて乗り換え改札を通ると、最初に目に入った
のが左のような表示です。…特急「やくも」の381系が間もなく引退
する事と関係あるんでしょうか？無駄に混むから土日は嫌いです。

私はソレとは関係なく、高松方面行きの快速「マリンライナー」に
乗ります。前回は高松まで行くのでグリーン車にしましたが、児島
までなら自由席でイイでしょう。



私が乗る「快速マリンライナー17号」の８分前に、特急「しおかぜ５号」
が出ます。しかしコレに乗っても児島からのバスは同じなんですよ。

…まぁ特急料金も節約でイイかなと考えてた所へ、予讃線の多度津
付近で事故が発生。「しおかぜ５号」は運転見合わせになってしまい
ました。私にはギリギリ関係ありませんが迷惑な話です。

多度津方向へ行かない「マリンライナー」は２分ばかり遅れたものの
何とか発車しました。…児島までか取り敢えず四国へ渡りたい人が、
自由席になだれ混んで来て、結構な混雑になりましたが。



ドア付近の補助座席に座って約30分、児島駅に到着です。

児島を中心とする倉敷市南部はデニム生地の生産が盛んな所で
あり、駅前広場にはジーンズをオブジェ代わりに吊るしてあります。
…どぅ見ても洗濯物を干してるようにしか見えませんが。

ココで約30分待って下津井方面行きのバスに乗るワケですが、少し
考えて予定外のネタを思い付きました。…こう言う自由が一人旅の
便利な所だと思いますよ。

※→次回に続く

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