新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 宮本武蔵④

2023/07/27(Thu)

では智頭急行線駅ノートに戻ります。4巡目最後宮本武蔵
にやって来ましたクラ駅長です。

人名フルネームでそのまま駅名になってる例って、他にあった
でしょうか?…見当たらないような気がするのは確か、旧国鉄では
禁じ手になってたからの筈ですね。

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智頭急行線自体が高規格なバイパス路線なので、同駅周辺築堤
と高架で構成された路盤の途中にあります。駅のホーム高架上
にあって待合室に作られてるのは、あわくら温泉と似たような
感じですね。

駅名の由来はそのまま、戦国時代の剣豪として知られる宮本武蔵
の出身地だからで、駅前には彼の少年期の銅像が建っています。

…以前に来た時はコロナ禍と言う事で、3人とも不自然マスクを
着用してたように覚えていますが、流石にもぅ飽きたのでしょう。
てか元々、子供の激しい動きに向かない(逆に危険)だわな。

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銅像脇に立派な石碑駅名標がありますが、何故か「智頭鉄道」
と書かれています。細かく調べてませんが、もしかしたら計画段階
の社名がコレだった可能性もありますね。

先述のように駅のホームとは別に独立したトイレつきの待合室
あり、駅ノートココに置かれています。

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そして一応、ホーム上にも簡単な待合室とベンチなどがあります。
夏場はココの方が風通しがイイので、前回はノートを持ち出して
ココで描いた事もありました。

交換設備ない棒線構造の駅で、焼き物のパネルで構成された
宮本武蔵の肖像画が飾ってありました。…詳しく知りませんが
二刀流の使い手だったと言う事で、刀を2本持ってますな。

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駅ノートバックナンバーを含めて3冊最新刊の3冊目は
棚に繋げられていました。前回の訪問以降の絵師さんの作品
ゆっくまーシール右の通りでした。

…最近は戦国武将だろうが旧海軍の戦艦だろうが、何でも女体化
してしまう傾向にありますね。海外の人たち(東アジアを除く)から
は、ドノように見られてるんだろう?

駅スタンプが併設されてるので、例によって無駄捺しが多く些か
荒れています。「スタンプ持ち帰り用」としたメモ用紙もあるんです
が、すぐに無くなってしまうのでしょう。

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さて今回は、駅にサントリー(BOSS)の自販機があったので、ココ
から連想して久し振りに4コマで缶コーヒーのBOSSのCMみたい
な物として「ゆっくまー編」を作ってみました。

ゆっくまー虐められるのは駅ノートの絵の中Twitterのリプライ
だけなので、実害のない「好意的なイジり」だと思ってます。しかし
たまにはソノ労をねぎらってやろうかなと。

…所で自販機の上にあるタイヤは、何をするための物なのか?

では今回も続けて「おまけネタ」を紹介し、一旦の区切りとします。

→次回に続く



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No.1579 駅ノートの記録

駅ノート あわくら温泉④

2023/07/24(Mon)

前回までで兵庫県西播磨地域智頭急行線平福と、ソレに
近い姫新線上月駅ノート4巡目が描き終わりました。

その流れで続けて智頭急行線北上して行く事にして、日を改めて
回ってきましたクラ駅長です。

今回も日帰りで、あわくら温泉宮本武蔵の2駅なんですが、ココ
岡山県の最東端の地域になります。…智頭急行線宮本武蔵
大原あわくら温泉約14kmだけ、岡山県内を走ってます。

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…例によって遠い方あわくら温泉から行ってみましょう。走る距離
は変わらないとしても、帰りが近い方が気分的に楽なのですよ。

西粟倉村と言う自治体にあり、少し離れた所に駅と同名の粟倉温泉
があります。駅舎立派な建物ですが、駅のホームとは微妙に隙間
が開いており、よくある自治体所有の待合室だと思われます。

同温泉は猟師に撃たれて怪我をしたタヌキ傷を癒した場所だ
と言う伝説があるらしく、駅前には露天風呂に入るタヌキの像
置かれていました。

駅舎ステンドグラスにも、同デザインのタヌキの絵がありますね。

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駅舎内山小屋調の内装になっており、利用者が自由に使える
待合室とトイレの他、テナントとして入居出来る部屋があります。

以前に来た時は、林業の管理サポートをしたりイベントの企画をする
地場資本の会社が入ってたんですが、ソレが無くなって別の団体
になってました。詳しくは後述する事にしましょう。

入居者が変わったからなのか、粟倉温泉の由来に関するタヌキ
絵の説明書きが無くなり、別の展示物が掲示されています。

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駅ノート2冊あります。初代物好きな設置者が置いたB5版
物ですが、その後に地元の方管理して下さってるようで、2冊目
A4版でページ数の多い物になっています。

…一般的なノートを4冊分ぐらい束ねた仕様の物らしく、コレなら
長期間に渡って使える余裕がありそうですね。

前回の訪問以降の絵師さんの作品は右の通りです。

バスの絵が描かれた物は常連さんの作品ではありませんが、ココ
から遠い粟倉温泉の元湯への連絡バスがあったらイイのにと言う、
誰もが考える希望を書いて下さってますね。

…車両が呉市交通局(現在は廃止)な事の意味は不明ですが。

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そのものの構造としては、単線区間島式ホームの駅です。
周囲の線路は概ね高架か築堤上にあるので、階段を上ってホーム
へ至ります。エレベーターなどの設備はありません

智頭急行線の各駅にありがちな構造として、交換設備のある駅は
片方直線スルーの線形にして、通過する特急列車は上下の別
に関わらず直線方向を通る事になってるんですよ。

今回は特に思いつかないので、駅前の交差点から見た集落の風景
を描いてみましょう。

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真ん中に大きく見えるお家は、茅葺き屋根だったと思われる
構造ですが、現状はトタン板で覆われています。

父親の実家文化財レベルそれなので聞いた事があるんですが、
茅葺き屋根寿命は概ね20年程度であり、定期的に葺き替える
必要があるんですよ。

当然に費用も掛かるし、現在では需要が減ってるから材料や職人
さんの確保難しい葺き替えた直後から、次回分のカヤ集めに
かかる事になるのだそうです。

…そんな感じで最近は、茅葺き諦めてトタン板で覆ってしまう場合
が多いらしく、田舎へ行けば割と見られるパターンですよね。

待合室にはテーブルと椅子もあるんですが、空調設備ないらしく
(あるのかも知れんが作動していない矢鱈と蒸し暑いので、2方向
の扉を全開にして描いてました。

所で同路線は、鳥取県に入った恋山形にも駅ノートがある筈なの
ですが、ソレはどうなったんでしょう?…その辺りも含めて次回
「おまけネタ」に続けます。

→次回に続く



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No.1576 駅ノートの記録

駅ノート 上月④

2023/07/20(Thu)

さて西播磨地域駅ノートですが、智頭急行線平福に続いて
姫新線上月にやって来ましたクラ駅長です。…こちらも平福
同様に4巡目になりますね。

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ローカル線の中間駅にしては、コレまた立派な駅舎に見えますが
大部分が場の産物を売る直売所で占められており、調べたワケ
ではありませんが自治体が建設&管理してる建物と思われます。

過去に何度か来てますが、やはりこの直売所からブログのネタ
(又は絵のネタ)を得る場合が多いんですが、当日は定休日火曜
に当たっており、お休みでした。…地味に困りますね。

駅そのもの2面2線交換可能な構造ですが簡素な物で、やはり
駅舎の建物とは隙間を空けて造られています。

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同駅は姫新線の駅として兵庫県の最西端にあるため、約半数
列車が起点の姫路に近い佐用方向から来て、ココで折り返します
僅かながらソノ逆…津山方向への折り返しもある)。

…何故か駅舎から遠い方が1番線で、津山方向への折り返し列車
のみココを使うようですね。

そして路線図姫路方向しか書かれてません県境を挟むので、
乗り鉄以外の一般利用者極めて少ないのでしょう。

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今回は滞在中、双方向への列車1本ずつ見る事が出来ました。
津山方向から来たのが隣の佐用折り返してくるので、待ち時間
ソレほどありません

西日本エリアのローカル線で定番化したキハ120ですね。ウチの
鉄道模型にも亀山色が2両存在します。

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駅ノート待合室内にあります。過去にりんぞー&家康トマト
「無責任コンビ」が設置した物は2冊とも見当たらず、後にルミナ
さんが寄贈した「№3」が1冊のみありました。

前回以降の絵師さんの作品の通り。…てか見た感じ些か薄い
ような気がしたので、持ち去られたページがあるのかも知れません。

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さて今回は、同駅の直売所定休日だったのでネタに詰まり、近く
何かナイか?と探した結果、約10km離れた所に菖蒲園がある
言うのでソレを見に行く事にしました。

なら園内の観覧も含めて1時間もあれば往復出来るかな。と
言う感じで一旦駅を離れます

季節柄、花しょうぶ紫陽花が見頃だったんですが、場所が何と
西新宿?明らかに場違いな大都会同じ地名の所なので、ソレ
をネタにボケてみる事にしましょう。

東京に殆ど無縁田舎者の私でも、西新宿と言うのは東京都庁
がある所だと言う事ぐらいは知ってます。…しかし、まさか駅ノート
都庁の建物を描く羽目になるとは思いませんでした。

では次回、おまけネタとしてソノ「西新宿の花しょうぶ園」に関して
報告する事にしましょう。

→次回に続く



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No.1572 駅ノートの記録